【黒糖焼酎】壱乃醸 朝日(いちのじょう あさひ)/朝日酒造(鹿児島県大島郡喜界町)
2021-10-27
朝日酒造は喜界島
今回ご紹介する朝日酒造は、奄美群島の喜界島にあります。
奄美群島の中でも最も東にあり一番最初に朝日が昇ることから、その社名と銘柄名がつけられました。
創業は大正5年と奄美群島の27ある中で、最も古い蔵です。
17世紀には奄美諸島では焼酎が製造されていたといわれていますが、それはあくまでも自家消費用。
最初に販売用の焼酎を製造したのが、この朝日酒造です。
喜界島はもサトウキビ栽培を中心とした農業が盛んな島。
豊富なサトウキビから良質な黒糖が造られる故に、島外では高値で取引されています。
奄美諸島の黒糖焼酎は沖縄産のものが多いですが、朝日酒造株式会社はその喜界島で造られた黒糖を使用。
地産地消を地で言っています。
黒糖焼酎の代表銘柄
朝日酒造株式会社の代表銘柄である「朝日」は、黒糖焼酎マニアでは人気が高く、そして、広く流通しています。
赤と青の印象的なラベルも好感度。
今回ご紹介する銘柄は、「壱乃醸朝日(いちのじょうあさひ) 」です。
“壱乃醸”には「朝日」との違いがいくつかあります。
まずは、麹。「朝日」は、白麹ですが、“壱乃醸”は昔ながらの黒麹を使用。
続いて米麹に対する黒糖の割合。
「朝日」というより、一般的な黒糖焼酎は、米麹に対する黒糖の割合は1:2ですが、1:4。その差がなんと、約2倍!
そして、米麹にはタイ米を使用し、隆起サンゴ礁の喜界島から湧き出る硬水で仕込んでいます。
壱乃醸朝日の飲み方
壱乃醸朝日はロックでいただきます。
グラスに注ぐと広がるヘーゼルナッツの甘くて香ばしい香り。黒蜜のような濃厚さも感じます。
口に含むと、頬を膨らませるような濃縮した味わいが広がります。
鼻に抜けるよ香りはまさに黒糖のもの。余韻も長いです。
合わせる料理としては、甘辛く焚いた金目鯛の煮つけがおすすめ。
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SHOCHU PRESS編集部
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