限定焼酎が”ひっそり”販売。ヨドバシ酒店へ急げ!
限定焼酎が欲しいのに、オンラインショップでは売り切れ、馴染みの店ではプレミアム価格で販売。
また、ガチな専門店に行くのも、少し気がひける・・・
と、悩むのは、焼酎ライトファン”あるある”です。
それは、焼酎ライトファンから、ヘビー層に移行するときに陥りやすいジレンマ。
焼酎ファンをこれから自認するのに、限定焼酎を語れないのは寂しい限り、ですものね。
しかし、そんな悩みを解消してくれる店があります。
そのお店は、家電量販店「ヨドバシカメラ」が経営する「ヨドバシ酒店」。
日本一のマンモスターミナル駅、JR新宿駅から徒歩3分の地下通路直結にあります。
意外に思った方も多いハズ。
馴染みの店ゆえに、プレミアム価格で販売してるのかなー、と。
さにあらず。
そこには、「ヨドバシカメラ」のスピリットが受け継がれていたのでした!
今回は、そんな「ヨドバシ酒店」を紹介したいと思います。
食品・飲料事業部の田淵貴之部長にお話を伺いました。
定価以上の値付けをして販売をしないように、商品は選定
―ヨドバシ酒店の開業の経緯を教えていただけますか。
以前よりお客様より「何故ヨドバシではお酒を扱っていないのか」という要望が多く、3年前からようやく取り扱う事が出来ました。
―ターゲットを教えていただけますか。
お酒に興味があるけど何を選んでいいかわからないお客様から、ちょっと変わったお酒を飲んでみたいというお客様まで幅広いニーズにお応えできる品揃えを取り扱っております。
―焼酎と、他の酒類との売り上げ比率を教えていただけますか
焼酎全般で約10%の販売構成比となります。
―貴店は「量販店だけど、専門店志向」だと勝手に思っています。正しいでしょうか。
専門店としての取扱いを意識して品揃えをしております。特に定価以上の値付けをして販売をしないよう商品は選定しています。希少な商品に関しても定価での販売を行っております。
―貴店の取扱商品は、競合量販店とは一線を画すものと思います。具体的には、須木酒造、オガタマ酒造、吹上酒造などの逸品が、正当に取り扱われている点です。田淵部長就任の経緯と、焼酎に関する思い入れをお聞かせいただけますか。
多種多様な銘柄を購入出来る専門店とする為、出来るだけ多くの商品を取扱っております。まだまだ焼酎の品揃えが足りておりませんので、今後も品揃えは拡大していきます。
焼酎は健康ブームも手伝い、「糖質ゼロでも美味しい」「香りが楽しめる」「樽熟成の味わい」等、再度ブームが来るのではと見込んでいます。
最近では焼酎市場の売上は下がってきていますが、“香りをうまく表現した商品”等は売上を伸ばしていますので、業界全体の活性化に期待します。
担当に関しては、もともと私はお酒が好きで、周りからも酒好きといわれておりました。その流れからお酒売り場が出来る際に立ち上げプロジェクトメンバーに選ばれ、現在は仕入れ全般を任せていただけるようになりました。当社のお酒売り場を通じて、一人でも多くのお客様が焼酎をはじめ、お酒の魅力を感じていただければ嬉しく思います。
専門店であっても初心者にとっても安心できるお店
―焼酎の勉強を始めライト層からヘビー層に移行するユーザーには、貴店はベストな店だと思っています。コア層が群れることなく、店員さんもフレンドリー、アクセスがよく、入りやすい雰囲気であるからです。この意見についてのご感想と、この層向けの一本を、ご紹介いただけますか。
ご意見ありがとうございます。誰でもご利用しやすい店というのは、強く心掛けています。専門店であっても初心者にとっても安心できるお店。玄人であっても満足できるお店を心掛けています。
ー焼酎ファン、お酒ファンは今後、貴店に何を期待したら良いでしょうか。
今後も品揃えを拡大していきますので、定期的にご来店をいただければ嬉しいです。季節毎の限定焼酎等も入荷致しますので、ヨドバシ酒店に是非ご期待ください。
最後に、田淵部長からオススメの焼酎を伺いました。
【小鹿(こじか)】
小鹿酒造/鹿児島県鹿屋市吾平町上名7312
主原料/芋(黄金千貫)
麹/白麹(米)
度数/25度
蒸留/常圧蒸留
田淵部長 評:
焼酎初心者から少し冒険したい、色々試したいという事なのでオススメしたい銘柄としては、「小鹿酒造 小鹿 芋」です。芋焼酎らしいふわっとした香りと味わいが人気です。
【好々爺(こうこうや)】
小野酒造/長野県上伊那郡辰野町小野992-1
主原料/米
麹/白麹(米)
度数/25度
田淵部長 評:
米焼酎では「小野酒造店の好々爺」がおすすめです。すっきりとした味わいでファンが多い人気の商品になります。
写真は、ヨドバシ酒店の佐々木グループリーダー
取材を終えて
「ヨドバシ酒店」を開業されて3周年を迎えますが、感じるのは「量販店だけども専門店」である当社のスピリットです。
限定焼酎である「蛮酒の杯」「大魔王」が”ひっそり”と販売しているのは、当店の素晴らしさ。
量販店において、酒類取り扱いは後発の当店ですが、ファンが多いのも納得です。
今は、焼酎の造り手である酒蔵が、イベントやSNSなどを通して直接消費者に情報発信する時代です。
また、知識習得から商品購入まで、消費者によってオンラインで完結。
そのため酒屋は単なる流通機能だけでなく、しっかりと「その酒屋らしさ」を加えてお酒の魅力を伝えることが、お店や焼酎のファン獲得に繋がると確信しました。
皆さんも、アクセス、お店の雰囲気、そして店員さんも最高の「ヨドバシ酒店」を訪れてみてください。
焼酎ファンとしての、キャリアアップが待っています。
【店舗情報】
店舗名:「ヨドバシ酒店」
住所:東京都新宿区西新宿1丁目10−1 ヨドバシ新宿西口駅前ビル
電話: 03-3346-1010
営業時間:9:30〜22:00
定休日:年中無休
アクセス:JR新宿駅から徒歩3分
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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