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コンビニで選ぶ焼酎おつまみ 〜ファミリーマート編 第二弾の画像

コンビニで選ぶ焼酎おつまみ 〜ファミリーマート編 第二弾

2022-01-21

焼酎に合うつまみを求めて
ファミリマートで購入した焼酎とそれに合わせた、つまみの実食レポート第2弾です。

とうとうコロナ第6波の波襲来。
まん延防止等重点措置が適用されてしまいましたね。
私の住む東京は、皆さん予想はしていたせいもあり、淡々とリモートワークにシフトチェンジしています。

昨年の秋口からそろりそろりと飲食店に繰り出し始めていましたが、仕方がありません。
この際、健康的に家飲みを楽しみましょう。

最近のコンビニはお手頃価格で美味しく体にも良いお惣菜が揃っているので、家飲みの材料には事欠きません。
中でもアルコールの中でも焼酎は低価格。
お財布に優しいお酒です。

今回ファミリーマートで選んだ焼酎は「薩摩宝山(黒麹仕込)」です。
早くも家飲み用に720mlサイズを家庭内ボトルキープ。

焼酎好きが行き着く場所みたいなガテン系のラベルデザイン。
「芋」「黒麹」と、その言葉だけで私の口内と鼻腔は芋焼酎の香りのイメージでいっぱいになります。

最初は定番の肴を手に取ってみたのです。
が、「いや、待てよ。折角だから家でこそ合わせられるメニューを選んでみようではないか。」
と思い直し、エスニックやメキシカンなど、焼酎を置いていなさそうな飲食店のフードを購入しました。

焼酎「薩摩宝山黒麹」の画像

今回の焼酎はコチラ!

「薩摩宝山(黒麹仕込)」1152円です。

【薩摩宝山(黒麹仕込)】
西酒造/鹿児島県日置市吹上町与倉4970−17
主原料/薩摩芋(鹿児島県産黄金千貫)
麹/米麹
度数/25度
蒸留/常圧単式蒸留法

焼酎「薩摩宝山黒麹」裏面の画像

1845年の創業から受け継がれた伝統技術、厳選された黄金千貫と黒麹を使って生まれた本格焼酎です。
薩摩半島の東シナ海に面した吹上浜を抱く西海岸の中央にこの酒造はあります。
海亀も産卵するというこの浜、この地で作り続けられてきた「薩摩宝山(黒麹仕込)」にはやロマンを感じますね。

早速、一口いただいてみましょう。
ロックでいただきます。
芋特有の甘くて濃厚な香り、そこに黒麹ならではの香ばしさが加わり芳醇な味わいです。
その香りを嗅いでるだけで旨い。
甘味の中に少しの苦味。
これが強く深い味わいを演出しているのでしょう。

25度のアルコールは、キレ良く後を引きます。
それらがどれひとつ嫌味なくバランスをとりあっていて、後味は芋焼酎としてはすっきりとしています。

それに合わせた少し異色で国際色豊かなおつまみのラインナップです。コンビニで選ぶ焼酎おつまみ 〜ファミリーマート編 第二弾の画像
・ハーブ香るグリーンカレー 398円(税別)
・スモークチーズ 198円(税別)
・ラケルパン(冷凍) 168円(税別)
・スーパー大麦入りトマトのソースのサラダ 320円(税別)
・ワカモレ アボカド&チップス 348円(税別)

エスニックあり、メキシカンあり、チーズやとトマトソース味とグローバルで刺激的な味が揃いました。
では、いただきます!

・スーパー大麦入りトマトのソースのサラダ 320円(税別)スーパー大麦入りトマトのソースのサラダの画像

「新発売」のシールに体に良いとされる中鎖脂肪酸「M C Tオイル」・大豆ミート・スーパー大麦、これでもかとばかりに地域限定と書かれていたら、もう即買いですね。

スーパー大麦入りトマトのソースのサラダ皿1の画像

コンビニでよく売っている小さなスープサイズのカップですが、お皿に開けてみるとかなりの分量です。
紫キャベツにトマトソースと、リコピン、ポリフェノール等の栄養素も加わります。
細かくカットされた野菜が食べやすそうです。

スーパー大麦入りトマトのソースのサラダ皿2の画像

軽く混ぜて、いただきます。
マッシュポテトが入っているので、細かくカットされた野菜のちょうど良い繋ぎになり、食べやすくなっています。
こういう小さな工夫が素晴らしい。

野菜のシャキシャキ感にトマトソースの甘酸っぱさと香辛料、食べるほどに色々な味が登場して後味も美味しく楽しいサラダです。

さまざまな味と食感が口の中で踊った後の「薩摩宝山(黒麹仕込)」。
口の中がすっきりとし、芋焼酎の香りがまたよく合うのです。
香辛料の効いたトマトソースの香りと、芋焼酎の香りが良くあいます。
イタリアンレストランでは、芋焼酎はなかなかお目にかかれませんもの。
得した気分です。

・ワカモレ アボカド&チップス 348円(税別)

ワカモレ アボカド&チップスの画像

ワカモレはアボカドを原材料としたデイップです。
メキシカンレストランなどでよく見かけるメニューであり、トルティーヤチップスと共にいただくことが多い料理です。
「森のバター」と言われるほど栄養価の高いアボカドは、美容に良いとよされて女性には大人気の食材。

パッケージを開けてみると、チップスとソースが別パッケージになっていました。
これぞコンビニエンス。

ワカモレ アボカド&チップス皿の画像

ワカモレは、アボカドに酸味を伴った味で、軽やかな旨さ。
チップスは、パリッとしっかりとした歯応えで、塩味も非常に薄く、健康的に仕上げています。
これは女性に受けそうです。

この後にいただく「薩摩宝山(黒麹仕込)」は、まるでメキシコの蒸留酒「テキーラ」で作ったカクテルのようです。
焼酎の甘味と香り、それにワカモレの酸味が加わってカクテルのように感じたのかもしれません。
メキシカンに芋焼酎の組み合わせも、家飲みの醍醐味です。

・スモークチーズ 198円(税別) 

スモークチーズの画像

味覚の中休み。
箸休めの意味合いを含めて「スモークチーズ」をいただきます。
なぜ、スモークを選んだのかというと、やはり芋焼酎の薫りに負けないため、もしくは燻製の香りとの相乗効果を狙ったからです。

まろやかなチーズに燻製の香りを纏わせて、口の中が程よくリセットされました。
口の中をチーズと燻製の香りでいっぱいにした後の、「薩摩宝山(黒麹仕込)」。
しっかりと、彼らを洗い流してくれました。
この芋焼酎の味と香りは、「スモークチーズ」の後でも変わらない味です。
流石に香りは少し軟くなったかと思いましたが、チーズと焼酎は熟成者同士、相性が良いですね。
お互いの旨味を凝縮し合います。

・ハーブ香るグリーンカレー 398円(税別)+・ラケルパン(冷凍) 168円(税別)

ハーブ香るグリーンカレーの画像

エスニック好きにはたまらないのがグリーンカレーです。
カレーの中でも頭ひとつ飛び抜けた存在感があります。
欧風カレーもスープカレーもインドカレーも、カレーはどんな味でも美味しいと思います。
それでも、このグリーンカレーは色と、ココナッツミルクの風味とグリーンカレーペーストの辛さが独特です。
今日は「薩摩宝山(黒麹仕込)」と世界を旅する!(いつの間にそんなテーマになった??)」家飲みですので、ここはグリーンカレーを選びました。

ここはご飯とは言わずパンかナンのような物が欲しいと店内をウロウロしていたところ、冷凍コーナーで見つけたのが「ラケルパン」です。
「ラケル」はふわふわ卵のオムライスやデミグラスハンバーグが美味しい有名店です。
その卵に合うように作られたパンがこの「ラケルパン」。
まさか冷凍されて販売されているとは知りませんでした。

最近冷凍パンが話題になっていて、ちょくちょくメディアでも見かけますね。
私もよく利用します。
バゲットなどは冷凍庫サイズにできていたりするので保管にも便利です。
何より、家で焼きたてのものが食べられる喜び。

これもコロナで在宅、テイクアウトが増えたことによる需要かもしれません。

少し話がそれましたが、このパンをグリーンカレーに合わせていただきたいと思います。

ラケルパン(冷凍)の画像

まずはカレーを指示通りに電子レンジでチン!
袋の底のまちが広く、自立するようになっているので、器なしでもいただけます。
中身紹介なので器に盛ってみました。
一人で食べるには十分な量ですね。
具も沢山入っています。

ハーブ香るグリーンカレー皿盛りの画像

パンも電子レンジで600w40秒チンするだけ。
表面はしっかりとしてツヤツヤ、中はふわふわのパンに仕上がりました。

ラケルパン(解凍)の画像

まずは「ラケルパン」からいただきます。
電子レンジでチンしたとは思えない程しっかりとした形、手でちぎってみると、柔らかで程よいか見応えとほのかな甘さが特徴の、あのラケルのパンです。

素晴らしい!

間髪を入れずに「グリーンカレー」をいただきます。
ココナッツの甘みと風味が強く、香辛料の香りが柔らかく立ち、まさにエスニック。
甘いかと思わせつつ、しっかりと尾を引く辛さ、それが後からピリピリと来ます。
これぞグリーンカレー。
とり肉の旨味、スープを含んだ茄子、歯触りが心地よい筍。
満足度感が高まります。

次にパンをカレーに浸していただきます。
型崩れのないこのパンは、まさにソースと共に食するパンです。
パンのほのかな甘さが、刺激的なカレーにもぴったりでした。

エスニックの香り高きカレーと共にいただく「薩摩宝山(黒麹仕込)」は、抜群のペアリングです。
ロックで冷えた焼酎は少しだけひりついた口の中をクールダウンし、アルコールが口の中を洗い流してくれます。
芋の香りは若干薄くなりますが、かえってこれがまた良い味わいです。

タイにも「ラオカオ」と呼ばれる焼酎があります。

これが沖縄へ伝わって泡盛、さらに鹿児島で焼酎になり全国へ広まったという説もあります。
こちらの組み合わせの方が、元祖だったのかもしれないですね。
美味しいわけです。

食卓の画像

さて、今回は蔓延防止法が発令されるタイミングでもあったので、家飲みでしかできない組み合わせで楽しんでみようとファミリーマートで買いこんでみました。
しばらくは、自粛モードが続くかと思われますが、そういう時の強い味方がコンビニエンスストア。
小さなポーションでも十分満足できる分量で、研究し尽くされた味は間違いなしでコスパもよし。

ぜひ「薩摩宝山(黒麹仕込)」と世界を旅してみてください。

この記事を書いた人

森 由佳

森 由佳

食事とお酒を美味しく食べて飲めることを、人生の後半戦の目標に掲げています。家には常に焼酎のボトルが鎮座しているという環境で育ち、焼酎愛飲歴たっぷりのライターです。ざっくりとした視点で焼酎を語ります。

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