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焼酎おつまみを究める! | 芋焼酎と「ホークステーキ 焼酎ソース」のペアリングの画像

焼酎に合う簡単おつまみを作ろう!ポークステーキ 焼酎ソース

焼酎のおつまみといえば、豚肉が人気ですよね。豚肉の良質で甘い脂と、焼酎の膨らみある甘い味わいはとても相性が良いです。
焼酎の本場である鹿児島では、豚は400年も昔から沖縄から伝来したといわれています。
焼酎や、原料であるサツマイモと同じ伝来ルートですね。
明治初期には黒豚への品種改良が始まり、また、文明開化で肉食が認知されたこともあり、豚肉の普及が広がったようです。
このあたりの歴史も、焼酎のおつまみとして豚肉が人気だといわれる背景かもしれません。

見極める画像

豚肉には、良質なたんぱく質やビタミンB₁が多く含まれています。特に、糖質を代謝するために欠かせないビタミンB₁の含有量(100gあたり)は、あらゆる食品の中でトップクラス。また、鉄分も豊富に含まれていますので、貧血に悩んでいる人にとってナイスな食品でもあります。

今回は、その豚肉の中でもビタミンB₁が多く含まれているといわれる肩ロースをステーキにした一品をご紹介します。

ポークステーキ焼酎ソースの画像

芋焼酎と「ホークステーキ 焼酎ソース」のペアリング

<材料>約2人分

豚肩ロース…200g
焼酎・・・50ml
オリーフオイル・・・大さじ1杯
バター・・・大さじ1杯

付け合せ
エリンギ・・・2本
アスパラガス・・・3本

材料の分量は目安です。特に付け合せは、季節の野菜や豚肉の相性の良い食材などのお好みに合わせて、自由にアレンジしてみてください。

オリーブオイルの画像

1.フライバンにオリーブオイルに入れて豚肩ロースを焼く

フライパンをよく温め、オリーブオイルを入れて馴染ませた後、豚肩ロースを焼きます。
オリーブオイルを熱し過ぎないのがポイント。豚肩ロースが縮んで固くなってしまいます。
豚肩ロースを入れた時に「ジュッ」という小さな音が出るくらいが目安。

豚肉をソテーするの画像

2.豚肩ロースに火を入れる

約5分間、弱火でゆっくり豚肩ロースに火を入れます。豚肩ロースを絶対に動かさないのがポイント。
厚い肉に火を入れる時、火が十分に入っているかを心配して動かさないように注意。

裏返すの画像

3.豚肩ロースを裏返して片面の火を入れる

フライパンに接触している面から約1cm上部分が白くなったらひっくり返す合図。
ゆっくりとひっくり返します。ひっくり返した後は、豚肩ロースを絶対に動かさないのは同じです。

休ませるの画像

4.豚肩ロースをフライバンから引き上げて休ませる

約5分間、弱火でゆっくり火を入れたら、豚肩ロースをフライバンから引き上げます。引き上げたら、レンジの隅など暖かいところに置いて、約10分間休ませてください。表面の乾燥を防ぐためにアルミホイルで、包んでも良いです。

煮汁の画像

5.火入れした後に残った肉汁でソースを作る

豚肩ロースをフライバンから引き上げた後には、肉汁が残っています。この肉汁でソースを作ります。
強火で焼くと、肉汁は蒸発してしまいますが、弱火でゆっくり焼くとこのように肉汁が残ります。

焼酎をまわしかけるの画像

フライバンの中に焼酎を入れます。豚肩ロースの焦げがありますが、これは大事なソースのベースです。
焦げを焼酎でゆっくりなじませます。

バターを足すの画像

焼酎のアルコールが飛んだら、バータを入れます。コクとソースに濃度をつけるためです。

ソースを煮詰めるの画像

約3分間、煮詰めたらできあがりです。

ソースをかけるの画像

6.盛り付けて、ソースをかけてできあがり

約10分間、豚肩ロースを休ませたら、適当の大きさに切って皿に盛りつけます。
その上からソースをかけてできあがりです。

厚い肉を焼く時は強火にしたり、オーブンに入れて調理する人も多いと思います。厚い肉は火入れをするのが難しいから仕方がありません。ただ、時間を適切に管理することにより、弱火で火入れすることも可能です。それによってレストランで出会うような美味しいソースが楽しめるのもポイント。

薩摩富士の画像

今日はポークステーキなので、鹿児島の芋焼酎と合わせます。

薩摩富士(さつまふじ)
濱田酒造 傳藏院蔵 /鹿児島県いちき串木野市
主原料/芋(黄金千貫)
麹菌/白麹(米)
度数/25度
蒸留/常圧蒸留

昭和初期から変わらぬブランド

薩摩富士とは、揖宿郡開聞町にある薩摩半島で最も高い開聞岳(かいもんだけ)のことです。鹿児島の焼酎の名前は、土地の名称が由来であることが多いですが、薩摩を代表する山が由来のこの焼酎は、いかに地元で愛されていたかがわかります。
また、昭和初期から変わらない伝統的なラベルからも窺えます。

薩摩富士のお湯割りの画像

白麹のやわらかな口あたりと、ほのかに芋の甘みを感じる薩摩の正当派の焼酎なので、お湯割りでいただきます。
お湯割りの割合はもちろん、ロクヨン。先にお湯、後から焼酎を注ぎ入れると黄金千貫の蒸した甘い香りが立ちます。
口に含むと、あたたかく深みのある味わいが口のなかにゆったりと広がっていきます。

焼酎の画像

「ポークステーキ 焼酎ソース」との相性も抜群です。弱火でゆっくり火入れしたために、ポークステーキの仕上がりはしっとり。コクのある焼酎ソースが絶妙のアクセントとなって、薩摩富士がどんどん進みます。

脂身の画像

また、芋焼酎と豚肉の相性の良さは、その良質な脂を食べた時に実感できます。適度なアルコールは脂を感じた舌を洗ってくれます。

ごちそうさまの画像

今回購入したものといえば、豚肩ロースと僅かな調味料。極度にこだわることなく、焼酎のおつまみとして気軽に楽しめる一品です。皆さんもぜひトライしてみてください。

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