〈産学連携〉巣鴨で育った芋が焼酎に!! ~『巣鴨芋人』プロジェクト第2期が始動しました~
大正大学(学長:髙橋秀裕、所在地:東京都豊島区)の社会・地域貢献に関する科目「サービスラーニングⅡ-D」(担当教員:古田尚也教授)において巣鴨の商店街の軒先やビルの屋上で育てたサツマイモを芋焼酎『巣鴨芋人』にするプロジェクトの第2期がスタートしました。本プロジェクトは東京都中央区銀座でミツバチを養蜂するプロジェクトである「銀座ミツバチプロジェクト(以下、銀ぱち)」の手掛ける「銀座芋人」とのコラボプロジェクトです。
銀座を中心とした東京周辺40か所以上のビルの屋上でサツマイモづくりを行い、そのサツマイモを原料にした焼酎「芋人(いもじん)」を、福岡の酒造メーカーや福祉作業所と共同で作成。地域活性化x環境保全x福祉に貢献する銀ぱちのプロジェクトに本学は6年前から参加しており、毎年開催される「Imolympic」(収穫量により表彰)では、プランター収穫量でMVPを受賞するなどのプロジェクトとの深い結びがあります。「巣鴨芋人」プロジェクトは、築き上げた関係と、本学がすがもの街を中心として実施する「地域創生」の学びがプロジェクトの趣旨と合致し、発足しました。
今年の4月には昨年収穫したサツマイモを原料とした初めての「巣鴨芋人」が完成し、巣鴨商店街の座・ガモールマルシェなどで販売が始まっています。6月26日(日)に開催される本学のオープンキャンパスでは、実物の展示も実施し本学の幅広く斬新な取り組みを高校生・地域へと発信予定です。今後は巣鴨の3商店街にポスターなどで協力を仰ぎ、「第二期巣鴨芋人」完成を目指します。
◆背景
大正大学は2015年度「グリーンインフラによる持続的な国土構築に関する可能性調査」(JSTフューチャー・アース構想の推進事業、研究代表者:島谷 幸宏)に参加したことをきっかけに、キャンパスのある巣鴨を中心とした都市型のグリーンインフラの実装に取り組み始めました。緑や空地の少ない大都市において、どのようなグリーンインフラが実装可能かを検討する中で、銀座ミツバチプロジェクトの「芋人」プロジェクトと出会い2016年からその活動に参加しました。当初たった10個のプランターで始まったキャンパスでのサツマイモ栽培ですが、今では巣鴨キャンパス校舎屋上などで約100台のプランターでの栽培を行っています。今年度からは、この活動をさらに広げて、キャンパスを飛び出し巣鴨の街でこの活動を進めていく計画です。
◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP:https://www.tais.ac.jp/
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