夏の焼酎はこれでキマリ!炭酸琥珀焼酎「夏の誘惑」で、ハジけてみよう
焼酎は夏の季語。
そのため、6月を過ぎると多くの蔵元から、涼しげなボトルの「夏焼酎」が発売されます。
多くは透き通ったブルーのパッケージで、部屋に数本並べるだけでも清涼感がグッと増しますよね。
普段は五合瓶なのに、一升瓶で買いたくなるほど。
今回ご紹介する焼酎は、夏焼酎の中でも、異色の銘柄をご紹介します。
その名も「夏の誘惑」といいます。
グッドなネーミングですよね。
夏という季語がそのままストレートに入っています(笑)。
しかし、誘惑って。
と思いきや、この銘柄の蔵元は西酒造さんでした。
つまり、プレミアム焼酎として名高い、「天使の誘惑」の夏焼酎バージョンなのかと。
この琥珀色は、まさしくシェリー樽で貯蔵熟成した「天使の誘惑」のもの。
ですが、やっぱりシンプルに「天使の誘惑」の夏焼酎バージョンとは違う雰囲気があります。
西酒造さんといえば、革新的な焼酎酒造場。
焼酎の飲み方を、主流であったお湯割りから、焼酎ロックに転じたきっかけは「富乃宝山」の開発があったため、ともいいます。
飲むシーンを料理屋から都会的なバーに移した功績は大きく、さらなる焼酎ファンの拡大につながったのでした。
そんな西酒造さんが、人気銘柄をシンプルに夏焼酎としてリリースするはずはありません(思い込み)。
ありました(笑)。ロックで、”はじけろ”です。
この焼酎は、「シェリー樽で長期熟成した芋焼酎原酒に優しく炭酸を溶け込ませて、しっかりした樽の香りと芋焼酎のまろやかさ、はじける炭酸があなたを夏へと誘います」なのです。
あっ、ラベルの横にもありました「炭酸琥珀焼酎」との記載。
しかも、アルコール度数は10度!
開栓するとこの泡。割水に炭酸を使用しているのでしょうか(笑)。
炭酸や、ガス入りミネラルウォーターの容器は、ほとんどがペットボトルなので、瓶に入れられた炭酸飲料を開栓するのも、レアな体験。
しっかりと炭酸が感じられます。
ロックがオススメということですが、ロックグラスではなく、ソーダ割用のグラスを用意しました。
グラスの中のアイスに当てるようにして、ゆっくり注ぎます。
このあたりは、焼酎のソーダ割りと同様ですよね。
樽の香りが広がります。
しっかりした炭酸なので、ボトルはあらかじめ冷やした方が良いかもです。
少し、粘度といいますか、一般的なハイボールと違う印象です。
飲んでみると、ミネラル香がバッチリ。
これは、割り水(炭酸)の影響なのかしら。
樽由来の、少し甘みのある香りが心地よい。
芋焼酎の香りがかすかに感じられます。
うーん、アルコール度数10度と侮ることなかれ。しっかり飲みごたえがあります。
あと、あまり焼酎の味わいの表現にはないかもしれませんが、「辛口」な印象です。
キレとも違います。これは新しい境地。
あっという間に飲んでしまいました。
後半は、アイスの量が少なくなりましたが(補充分を忘れてました)、冷やして、そのままでもイケると思いました。
まさにRTDとして。
品目は「乙類焼酎」です。
この表記は、最近見なくなりましたよね。
商品開発について、いろいろご苦労があったのでしょうか。
お酒のトレンドである、「飲みきり」、「低アル」を網羅した、とても素敵な焼酎。
さすがの、西酒造さんであります。
バーベキューや屋外のイベントにふさわしい一本です。
ぜひ、皆さんも夏の誘惑を楽しんでみてくださいね!
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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