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【RTD特集】ボトル缶のRTD商品は、まさに新境地!「蔵の神 ボトル缶」を飲んでみました

2022-08-11

RTDとは「Ready to drink」の略称で、直訳すると「すぐに飲める(もの)」という意味。
缶や瓶などの容器から、栓を開けてすぐに飲めることを前提にした商品の総称です。

コンビニで焼酎をベースのお酒に使用した、RTD商品をよく見かけますよね。

焼酎は割って飲むことが多いお酒なので、RTDとの相性はグッド。
今回も、そんなRTD商品の中から、「蔵の神 ボトル缶」をご紹介します。

「蔵の神」をご紹介しますの画像

「蔵の神」の山元酒造は、1912年(大正元年)創業の鹿児島県薩摩川内市にある焼酎酒蔵。

鹿児島県薩摩川内市は、九州三大河川のひとつである川内川が中心部を流れ、古代より水の国と呼ばれています。
豊かな水源のおかげで、昔からこのエリアでは、多くの焼酎酒蔵が軒を並べていたといいます。

焼酎は、アルコール度数を調整したり、仕込みの時に、大量な水が必要になりますから、バッチリだったのでしょう。

蔵の神とはの画像

アルコール度数は12度。
焼酎は、蒸留直後の原酒に水を加えてアルコール度数を調整します。
一般的には25度ですが、この商品は12度で調整されています。

アルコール度数が、12 度だと割らなくても飲みそうですよね。
まさに、そのまま飲める”RTD”商品。
このあたりも焼酎の良さ。
RTDと焼酎の相性の良さでもあります。

品目は「本格焼酎」の画像

品目は「本格焼酎」です。

原材料の画像

原材料もさつま芋、米麹のみ。
本格焼酎の裏ラベルの記載と同じですね。

銘柄名の「蔵の神」とは、蔵付酵母のこと。
酵母は、今では販売されていますが、かつては、蔵に棲むついていたといいます。
そのため、蔵元ではこの蔵に棲む酵母を「蔵の神」と呼んでおり、銘柄名になったのでした。

1998年(平成10年)に発売以来、蔵元の人気銘柄に。

ロックの画像

それでは、いただきます。

うーん、まさに本格焼酎(笑)。

ふくよかな白い花の香りが立ち上がります。
マンゴーのようなフルーツ香も。
このあたりは蔵元の蔵付酵母が由来でしょうか。
サツマイモの甘い香りがゆっくり立ち上がってきます。
口に含むと、サツマイモの甘い味わいがしっかりと感じられます。
キレが良いのは白麹からくるのでしょうか。

名水と呼ばれる霊峰“冠嶽山”の地下水を割り水に使用していているため、全体的に清涼感があります。
12度の焼酎ということは、割り水の割合が多いということ。
“水”には原材料としても質も求められるワケです。

本格焼酎入門の一本としてはグッドな1本の画像

本格焼酎入門の一本としては、グッドな1本。
ボトル缶のため、飲み切らなくても冷蔵庫で保管が可能なのも好印象。
次の日には、湯せんにかければお燗でも楽しむなんてコトも。

ボトル缶のRTD商品は、まさに新境地。
みなさんも、ぜひ、「蔵の神 ボトル缶」を楽しんでみてくださいね。

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