“うめしそ”ファン拡大中。バイスサワーをご紹介します!
お酒好きなら、バイスサワーは知っていますよね。
刺激的なピンク色に染まったジョッキは、注目の的。
“うめしそ”風味の、どこか懐かしい味がするサワーは、飲んだら忘れられません。
今回は、そんなバイスサワーをご紹介します。
目次
お酒の味わいを左右するサワー
東京下町の大衆酒場では、炭酸にフレーバーを加えたドリンクを「サワー」と呼んで、親しんできました。
蒸留酒は、アルコール度数が高いので割って飲むことが多いお酒。
甲類焼酎やウォッカは、無味無臭のお酒なので、シュワシュワした炭酸とフレーバーが味わいを左右しますよね。
フレバーの種類によって「レモンサワー」、「グレープフルーサワー」と呼ばれます。
バイスサワーは、”うめしそ”エキスが詰まった風味が持ち味。
懐かしい味わいと、シソの酸味が特徴の”うめしそ”ファンが多いサワーとして有名です。
サワーが大衆価格で提供できたワケとは
サワーは、業務用が主流で、”リターナブル瓶”に詰め込まれて出荷されていました。
リターナブル瓶とは、酒屋に返却して何回も使用される瓶のこと。
ガラスが貴重だった時代の名残といいます。
200mlの大きさで、山積みになったケースに入れられた姿を見たことがある方も多いと思います。
リターナブル瓶の特徴は、サワーの原価に容器代が含まれないこと。
容器代が要らないリターナブル瓶だからこそ、サワーが大衆価格で提供できたのかもしれませんね。
ワンウェイ瓶を実現させたファンの熱い気持ち
サワーのようなお酒を割るためのドリンクは、「割材」と呼ばれています。
かつての割材は、大衆酒場で使用される業務用が主流だったので、家庭用は稀少。
リターナル瓶に詰められていたので、回収されない”ワンウェイ瓶”の販売は収益にも影響するため難しかったといいます。
そんな中、2015年(平成27年)にバイスサワーの家庭用の商品として「コダマ バイスサワー ワンウェイ瓶」が発売されます。
今では、大手酒屋が取り扱うほどの人気商品。
ファンの熱い気持ちが、ワンウェイ瓶=家庭用を実現させたのでしょう。
バイスサワーを販売するコダマ
バイスサワーを販売するのは、東京都大田区にある株式会社コダマです。
1958年(昭和33年)に創業した当初は、昔懐かしいラムネや炭酸水を製造する清涼飲料水メーカー。
映画館や喫茶店が主な卸先だったといいます。
炭酸水を販売している時に、業務用の割材が流行しているのを聞きつけます。
1981年(昭和46年)に「コダマサワー」を皮切りに、サワー商品を展開。
「レモン」、「青リンゴ」と続けて、1984年(昭和59年)にバイスサワーが誕生。
炭酸に”うめしそ”フレーバーを加えた刺激的なサワーは、40年続くベストセラー商品として、今もファンを拡大中です。
味わいの決め手は、シソのエキス
サワーには、レモンやグレープサワーといった柑橘系のほか、様々な種類のフレーバーがあります。
株式会社コダマも、バイスサワー以外に「レモン」、「青リンゴ」、「うめ」、「ライム」、「アセロラ」、「クエン酸」をラインナップ。
バイスサワーの裏ラベルには、
原材料 : 果糖ぶどう糖液糖、リンゴ果汁/シソ抽出液、酸味料、炭酸、香料、リン酸塩(Na)、着色料(赤2、赤102)
と記載があります。
主な原材料は、シソエキスとリンゴ果汁。
バイスサワーは”うめしそ”風味が特徴ですが、梅ではなくシソ味が味わいの決め手だったのです。
梅エキスが入っているワケではないのですね。
刺激的なピンクもシソのエキスが溶出したものだといいます。
シソのエキスをサワーに使った唯一無二の発想が、”うめしそ”ファンを生み出しといっていいでしょう。
バイスサワーの味わい
それでは、「コダマ バイスサワー ワンウェイ瓶」を飲んでみましょう。
大衆居酒屋でサワーを注文すると、ほとんどがジョッキで出てきますよね。
お店によっては、ジョッキがキンキンに冷えていたり、氷の量が少なかったり。
それぞれのお店には、こだわりがあります。
ベースに使用するお酒もそれぞれ違います。
甲類焼酎の味わいは無味無臭ですが、僅かに個性があるとも言われます。
お店によっては、仕入れ価格を気にすることも。
今回は、キンミヤにしました。
キンミヤを製造する宮崎本店は、三重県にある蔵元です。
キンミヤの最大の特徴は割り水。
地元のミネラル分が少ない天然水を使用しているため、甲類焼酎でありながら、ほのかな甘みが感じられます。
もともとは日本酒をメインで製造していたため、水へのこだわりがあったのです。
今回は、ジョッキではなく、グラスでいただきます。
見た目に綺麗なピンク色は、おしゃれなカクテルのよう。
最近は、女性ファンが多いと聞きますが、納得です。
ラベルには、バイスの黄金比率はバイス:焼酎甲類 = 2:1とあります。
シソの穏やかな酸味が心地よいです。
リンゴ果汁の甘さもふんわりとして、酸味とのバランスが良い。
炭酸も主張しすぎず、穏やかな印象。
シソと炭酸を組み合わせるという発想に脱帽です。
バイス=梅酢と勘違いしそうですが、酢が入っているわけではないで、ご注意を。
まとめ
美味しくいただきました。
まさに、忘れられない味。
氷を入れたグラスに注いで、そのまま飲んでも十分美味しいです。
今までは、手軽に味わえる「コダマ バイスサワー ワンウェイ瓶」。
シソ風味のサワーは居酒屋だけのものではなくなりました。
今晩は、バイスサワーで忘れられない夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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