「熊本県ミニレクチャー会」に参加させていただきました!
熊本県は、11月7日に「銀座熊本館」で首都圏の報道関係者向けに「熊本県ミニレクチャー会」を開催。熊本県の新しい魅力を発見するために、SHOCHU PRESS編集部も参加させていただきました!
「熊本県ミニレクチャー会」の開催場所は、銀座熊本館。有楽町・銀座にある熊本県のアンテナショップです。数寄屋橋交差点からすぐの場所にあるので、ご存知の方も多いハズ。球磨焼酎をはじめ、熊本県で栽培された野菜やご当地のお菓子など1,000種類以上の熊本名物が揃っています。
中でも注目は、「ASOBI・Bar」。熊本の郷土料理である「馬刺し」や「辛子レンコン」と球磨焼酎が味わえる飲食スペースは、都心で気軽に熊本名物が堪能できると多くのファンに親しまれています。
熊本県の近況
熊本県は2016年の熊本地震、2020年には豪雨など災害に見舞われましたが、今では復興が進んでいます。豪雨で被災した鍾乳洞「球泉洞」は約1年9か月ぶりに営業を再開。豪雨で被災したために、運休が続いていた球磨川くだりも2年ぶりに復活。100年以上の歴史をもつ球磨川くだりの再開には、地元の人も安堵したといいます。
一方、地域の大きな明るい話題として、日本中を賑わした経済ニュースがあります。熊本県は、世界最大手の半導体メーカーである台湾積体電路製造(TSMC)の誘致に成功したのです。
半導体の生産は日本の経済安全保障にかかわる要諦といわれています。熊本県で建設されることになる半導体工場の動向は、今後も経済分野で大きなスポットを浴びることになるでしょう。
くまモンが登場!
「熊本県ミニレクチャー会」の途中には、くまモンが登場しました。日本一有名なご当地キャラクターを間近で見ることができて感激です。
くまモンの熊本県における肩書きは「営業部長兼しあわせ部長」。関連商品は2011年の誕生以来、9年連続で売り上げが右肩上がりを更新しているそうです。
なんて優秀な「営業部長兼しあわせ部長」でしょうか!
そんな人気を背景に2022年5月には、JR熊本駅ビル内に「くまモンステーション」をオープン。毎週日曜日には必ずくまモンがステージに登場して、新たな観光スポットして注目を集めています。
熊本グルメの実食タイム
さて、レクチャーも終盤に差し掛かった頃、熊本グルメの実食タイムが始まりました。球磨焼酎と名物の馬刺しや辛子レンコンなど、熊本グルメをご用意していただきました。
焼酎は4点です。
【樽神輿】
福田酒造/熊本県人吉市西間下町137-2
主原料/米
麹/米麹
度数/25度
蒸留/減圧蒸留
【房の露】
房の露/熊本県球磨郡多良木町多良木568
主原料/米
麹/米麹(白)
度数/35度
蒸留/減圧蒸留
【球磨川】
大和一酒造元/熊本県人吉市下林町2144
主原料/玄米
麹/玄米麹
度数/25度
蒸留/常圧蒸留
【白岳しろ】
高橋酒造/熊本県人吉市合ノ原町498番地
主原料/米
麹/米麹
度数/25度
蒸留/減圧蒸留
手前のタンブラーに入ったのが、「白岳しろ」のハイボール。
参加者には、チェイサーと勘違いした方が続出(笑)
4点の球磨焼酎の中で注目は、大和一酒造元の「球磨川」。2020年7月の豪雨によって多くの球磨焼酎の蔵元も被災しましたが、その復興焼酎として、大和一酒造元が2022年から発売を開始。球磨産の玄米と玄米麹を原料に、球磨川が新しく運んできた蔵付き酵母菌だけで自然発酵した球磨焼酎として焼酎ファンの注目を集めています。
原料は玄米ですが、球磨焼酎らしい落ち着いた味わいと香りがします。アタックは穏やかで、南国のフルーツを思わせるような甘い香り。長く優しく続く余韻が特徴です。
その他、「房の露」は甘いお米の味わい、ドライフルーツのような香りの飲み心地がすっきりした酒質が魅力的。樽の香りとふっくら甘いお米と調和した「樽神輿」は、最近では球磨焼酎の”お家芸”とも評される樽貯蔵の逸品。そして、球磨焼酎屈指の知名度を誇る、安定した味わいの香りの「白岳しろ」。
バラエティに富んだ球磨焼酎が味わえて大満足です。
熊本グルメのご紹介
▪️馬刺し
熊本といえば、なんといっても馬刺しですよね。肥後熊本藩初代藩主の加藤清正公の時代から馬肉は食べられていたといいます。
生産量は全国1位。有名なのも頷けます。
牛肉や豚肉よりも鉄分、カルシウムの含有量が多く、鉄分に関していえばホウレン草やヒジキよりも上なのだそう。馬肉は健康食材だったんですね。
4点盛りをいただきました。
奥からフタエゴと霜降り。フタエゴはあばら近くのバラ肉で、牛肉でいうところのカルビです。地元でも人気の部位なのだそう。
手前が赤身とタテガミ。タテガミは、馬のたてがみが映えている部分。白色をしているので、馬刺しの中でも一際目立ちますよね。脂に近いですが、口に入れると一気に溶けてしまいます。また、赤身に巻いて食べると、より一層、滋味深い味わいに。
▪️辛子レンコン
続いて辛子レンコンです。
辛子レンコンは、藩主細川忠利公の滋養食として献上されたのが始まり。栄養価が高い反面、泥の中で育つので食用に向かないと敬遠されていました。そこで、辛子を加えて刺激的にしたのが受け入れられたといいます。
辛子はピリッと辛く、黄色いヴジュアルでエッジが効いています。そんなところがウケたのでしょうか。
レンコンのシャキシャキ感とタップリつまった辛子のバランスは、”やみつき”レベルです。
▪️地鶏「天草大王」
「天草大王」は地鶏の中でも国内最大級ともいえる大きさだそうです。肉質はしっかりして噛みごたえがあります。程よい脂が塩梅よく美味。甘い醤油と炊いても力負けすることがなく、しっかり主張した旨味に惚れ惚れします。
▪️やまえ栗
熊本県は、栗の生産量が全国で2番目なんだそうです。中でも「やまえ栗」は熊本南部の山江村の名産で、天皇陛下に献上されていたこともある逸品。骨太の味わいで、加工しても味わいが豊か。
これらの名物と球磨焼酎の相性は”いわずもがな”です。熊本県・九州地方独特の甘い醤油と、きりっとした球磨焼酎の味わいは格別。やはり、地元のお酒と地元の食材は相性が良いのだな、と実感。
ちなみに、こうした考え方は日本だけに限らず、世界でも知られています。
フランスでは「テロワール」という言葉を使って表現しています。
今回提供されたメニュー以外にも、濃厚豚骨スープに中太ストレート麺で有名なラーメン、”あか牛”ブランドと呼称される牛肉、意外なところではスイーツなどなど魅力タップリな熊本グルメ。
一度現地でゆっくりと堪能してみたいものです。
いかがでしたか。
今回の「熊本県ミニレクチャー会」では熊本の魅力を再発見しました。
また、いただいた熊本グルメはどれも銀座熊本館で購入可能で、熊本県が身近に楽しめるものだと実感。
現地で楽しむ前に球磨焼酎や熊本グルメを、味わってみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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