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本格焼酎がプレゼントに相応しい理由と、おすすめの焼酎をご紹介!

本格焼酎がプレゼントに相応しい理由と、おすすめの焼酎をご紹介!

お酒が好きな人へのプレゼントといえば、ワインやウイスキーが人気。
見た目もおしゃれで、ラッピングすると一層華やかになりますよね。
でも、ちょっと待ってください。
実は、本格焼酎もプレゼントにふさわしいお酒なんです。
今回は、本格焼酎がプレゼントに相応しい理由と、プレゼントにおすすめの焼酎をご紹介します。

焼酎はコスパが良い

本格焼酎はコスパが良いお酒として有名です。本格焼酎は蒸留酒に分類されますが、世界の蒸留酒と比較すると違いがよく分かります。
ブランデーやウイスキーといった世界の蒸留酒のほんどが5000円を超えるのに対し、焼酎は一升瓶であっても3000円以下。
ブランデーやウイスキーと同じ容量の720mlボトルでは、1000円台の本格焼酎も珍しくはありません。

いくらコスパの良い本格焼酎であっても、プレゼント相手に「大切に扱われていない」「安くみられているのかな」と悟られては意味がありません。本格焼酎はコンパニや格安酒販店でも販売される普段酒という側面もあるので、選定には注意が必要です。

焼酎がプレゼントにふさわしいもう一つの理由

本格焼酎がプレゼントにふさわしいもう一つの理由をご紹介したいと思います。
本格焼酎がプレゼントに向いているのは「開封しても日持ちが長い」こと。
開封後、3ヶ月は問題なく楽しめます。
一方、ワインや日本酒などの醸造酒は、開封すると劣化が早いお酒。酸化が始まるためといいます。
醸造酒と比較すると本格焼酎といった蒸留酒は圧倒的にタフなお酒です。急いで飲む必要がないので、プレゼント相手は開封した後もじっくりとお酒に向き合うことができます。

また、焼酎の保管は基本的に常温で問題ありません。
日本酒は冷蔵庫、ワインはワインセラーに入れて寝かせて保存する必要がありますが、本格焼酎は違います。棚やテーブルの上にディスプレイして視覚的にも楽しんだ後、相手の好きなタイミングで味わう、なんてことも可能なのです。

プレゼントにオススメの焼酎

プレゼントは相手への日頃の感謝を込めた大切なイベント。そんなイベントの主役にふさわしい本格焼酎をご紹介したいと思います。

プレミアム焼酎とは

大切な人にプレゼントにする本格焼酎には、プレミアム焼酎がおすすめです。
プレミアム焼酎とは、人気高騰のためプレミアム価格が付加された本格焼酎のこと。
定価は3,000円以下なのですが、ネットや一部の酒販店では5000円から3万円で取引されています。

プレミアム焼酎「3M」とは

プレミアム焼酎の中でも「3M」と呼ばれる3銘柄が代表的です。「3M」とは、「森伊蔵(もりいぞう)」、「村尾(むらお)」、「魔王(まおう)」の3銘柄の焼酎の頭文字を取って「3M」と呼ばれています。

この「3M」の定価はどれも1升で1800円~2500円前後です。しかし、インターネットオークションや一部の酒販店では高値で取り引きされています。特に「森伊蔵」は、3万円以上するといいます。

定価が1800円~2500円前後の焼酎が、10倍以上の高値で取引されている理由とは

「3M」が高値で取引されている理由は、規模が小さく生産量が限られているために、供給より需要が上回ってしまうからです。「3M」に限らず本格焼酎の蔵元は、今でも家族経営や小人数で続けている蔵が多くあります。

とはいっても、規模を大きくすれば解決できる問題でもなさそうです。芋焼酎は、原料のサツマイモの選定など機械を使用せず、人の手を介して造られているお酒です。他方、サツマイモの収穫時期である9月から12月しか製造できません。人を増やして、闇雲に規模を大きくして生産量を増やすことができないのです。

特約店とは

全てのプレミアム焼酎が高値で取引されているわけではありません。「特約店」と呼ばれる酒屋では、プレミアム焼酎は今でも定価で販売されています。
本格焼酎の蔵元は、焼酎を大切に売ってくれる酒屋さんを選定する傾向が強く、問屋を通さずに直送して卸しているためです。

これらの酒屋が「特約店」と呼ばれ、蔵元と固い信頼関係の上で結ばれています。そのため、蔵元から特約店に直送される焼酎の価格は、市場の評価とは関係がありません。

プレミアム焼酎が特約店の店頭に並ぶとあっという間に完売してしまうのが現状です。3万円で取引されている焼酎が、定価で購入できるとあっては当然です。
ただ、一部の特約店では、早いもの勝ちではなく、公平を期して抽選販売をしているお店もあるといいます。

どうやってプレミアム焼酎を探す?

本格焼酎がプレゼントに相応しいのは、コスパが良いから。プレミアム焼酎といっても、3万円で購入しては意味がありません。ほとんどのプレミアム焼酎は3000円以下。プレミアム焼酎をコスパ良く購入する方法をご紹介します。

▪️特約店

特約店ではプレミアム焼酎が定価で販売されています。では、どうやって特約店を探せばよいのでしょうか。
特約店を探すコツは、酒屋さんと積極的にコミュニケーションするしかなさそうです。まずは、普段使いのお酒を地元の酒屋さんで購入することから始めてみてください。そのお店が、プレミアム焼酎の特約店であるかもしれません。

一方、蔵元でも取り扱いのある特約店をWEBサイトで公表している場合があるので、そちらもチェックしてみてください。

▪️ネット

「特約店を探すのが難儀」、「簡単に購入したい」という方は、インターネットからの購入がオススメです。初心者の方でも簡単にプレミアム焼酎が手に入ります。ただし、価格が高騰している場合もあるため、適正価格は確認してください。

▪️コンビニ

かつてのプレミアム焼酎が、コンビニのファミリーマートで販売されているのはご存知でしょうか。そのプレミアム焼酎の名前は「晴耕雨読」。蔵元である佐多商店は、もともと梅酒に定評がありましたが、この銘柄の発売によって芋焼酎の酒蔵として不動の人気を誇るきっかけとなりました。
そんなプレミアム焼酎がファミリーマートで販売されているのです。
プレミアム焼酎の入門としてぜひ、購入してみてください。

3M以外のプレミア焼酎

3M以外にもプレミア焼酎と呼ばれている銘柄があります。3Mに比べて手に入りやすい銘柄があるので、是非覚えてください。

◾️邪馬美人
「耶馬美人」を製造する旭酒造は、大分県中津市の蔵元です。
大分焼酎といえば、麦焼酎が有名ですが、そのきっかけは麦100%焼酎の開発。
主原料と麹原料に麦が100%使用されています。
その麦100%焼酎を最初に作ったといわれているのがこの「耶馬美人」。
「大分麦焼酎の元祖」として名高いプレミアム焼酎です。
今でも生産数は変わらず、年間生産量は600石。
日常酒に麦焼酎を飲んでいる上司にプレゼントするときっと喜ばれます。


◾️むかしむかし
2000年代のプレミアム焼酎ブームにおいて、屈指の入手難易度を誇った芋焼酎。
今でも、『ボトリングナンバー入り』の限定品。一本一本大切に造っている証です。
鹿児島県姶良市産の「手漉き和紙」が使用されたラベルのように、温かい素朴さが伝わるプレミアム焼酎です。
2020年には、東京ウィスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)の焼酎部門で「金賞」を受賞。
強いサツマイモのコクが特徴なので、芋焼酎に飲み慣れた方にプレゼントすると喜ばれること必至です。

◾️伊佐美
3M以外のプレミアム焼酎といえば、この銘柄をあげる人も多いほど有名な芋焼酎。
この伊佐美の特徴は、種麹。創業時から一貫して黒麹を使っているといいます。
酒質は、甘みとコクがしっかりと感じられ爽やかな味わいが特徴。
カラフルなラベルも印象的です
飲みやすい口当たりなので、芋焼酎をこれからトライしたい人へのプレゼントとしてオススメです。

◾️佐藤
「佐藤」はサツマイモ独特の口の中に広がる甘みと、しっかりとしたコクが人気の芋焼酎。洗練さもあり、風味のバランスが絶妙で、都会的な焼酎といっていもいいでしょう。
蔵元自身の名前をつけたラベルは特徴的で、目にしたことのある人も多いはず。
プレミアム焼酎の中でも流通量は安定しているので、適正価格であれば購入するにはオススメの焼酎です。
黒いラベルが黒麹「佐藤 黒」で、白いラベルが白麹「佐藤 白」。


◾️百年の孤独
この銘柄は、”元祖プレミアム”といわれる麦焼酎。プレミアム焼酎が騒がれる前から、入手困難な焼酎としてあまりにも有名です。
独創的なネーミング、イカリ型のボトルは、焼酎ファン以外のお酒好きを魅了。
見た目もウイスキーのような琥珀色で、洋酒好きからも支持されました。
ネットなどで出回ることが多いため、比較的入手しやすいプレミアム焼酎です。

まとめ

いかがでしたか。
プレミアム焼酎がコスパ良く購入できたら、こんなにプレゼントにふさわしいお酒はありません。
ワインやウイスキーなどの洋酒も良いですが、焼酎は日本を代表する蒸留酒。

大切なイベントのプレゼントにぜひ、焼酎を選んでみてくださいね。

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