「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」の試飲会に伺いました!
目次
「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」とは
12月14日からスタートする「鹿児島本格焼酎フェア」の試食会が都内で開催されました。
「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」とは、鹿児島酒造組合が「Makuake」内で始めたオンライン催事のこと。
Makuakeは”アタラシイもの”や体験の応援購入サービスというプラットフォームを運営するメディア。そのサービスを利用して、鹿児島の本格焼酎を紹介、購入してもらおうというプロジェクトです。
第一弾は2022年1月から、鹿児島県内の8蔵によってスタート。参加した各蔵は、応援購入サービスの対象商品としてオリジナル焼酎を競って開発。蔵で眠っていた最古の熟成焼酎や、人気銘柄の使用済みワイン樽で追熟した焼酎などが登場。
製法や熟成法の違いを商品開発に活かし、焼酎の多様性をプレゼンした結果、伝統とは一線を画す「ニューウェーブ焼酎」は多くのサポーターから支持を受けることになりました。
「Makuake」というプラットフォームの強みを生かした「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」は、伝統と進化が共生する現在の鹿児島本格焼酎を理解し、味わうための最適なプロジェクトといっていいでしょう。
第二弾「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」がスタート
第二弾「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」が、いよいよ12月14日からスタートします。今回の試飲会はその事前イベント。
参加する蔵元の対象商品を、試飲するというものです。
鹿児島県内の6蔵から、9銘柄が登場。
・松永酒造場「WAIDO SPIRITS原酒40℃」 「WAIDO SPIRITS原酒43℃」
・出水酒造 「出水に舞姫 原酒」
・大石酒造「じゃがいも焼酎 MOTO 2023」
・知覧酒造 「知覧 tea 酎」、「知覧 tea 酎 ほうじ茶ver.」
・軸屋酒造「Gonsuke ブレンデッド」
・弥生焼酎醸造所「The AMANI SPIRITS 然(ZEN)」「The AMANI SPIRITS 然(ZEN)タンカン」
「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」の試飲会
今回の試飲会は、第二弾「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」に先立って11月25日に行われました。
会場は「羊SUNRISE神楽坂店」という羊肉専門店。
9銘柄の焼酎をただ試飲するだけではなく、料理とのペアリングを楽しみながら味わいました。
羊肉専門店というだけあって料理には、すべて羊肉が使用されます。
「羊SUNRISE神楽坂店」主宰者 関澤波留人氏
「羊SUNRISE神楽坂店」の主宰者である関澤波留人氏は、羊肉のスペシャリスト。
ラムバサダーという、様々な角度からラム肉の魅力を発信する食のプロ集団のメンバーです。
福田浩二氏
料理をメインで担当するのは、プレミアムホテル「プルマン東京」エグゼクティブシェフの福田浩二氏。
関澤氏とは「SHEEP FREAKS」なるユニットを組んでいる仲なのだそうです。
焼酎と羊肉のペアリングに期待です。
松永酒造場 松永晶子代表取締役
大石酒造 大石恭介専務取締役
試飲の前に、松永酒造場の代表取締役兼杜氏である松永晶子氏と、大石酒造の専務取締役兼博士である大石恭介氏のスピーチがありました。
6蔵を代表して、試飲会に駆けつけてくれました。
松永酒造場は、奄美・徳之島の3代続く女性杜氏の蔵元。松永晶子氏からは、焼酎作りの製造責任者である杜氏はもともと女性のお仕事だったという興味深いお話をしていただきました。
大石酒造は、鹿児島県阿久根市の名門焼酎蔵。若き専務である大石恭介氏の堂々とした所作には、伝統蔵の重みを感じます。
ペアリング・メニューの紹介
今回は5種類のコース・ディナーに、9種類の焼酎をそれぞれペアリングします。
1:牡蠣羊肉タルタル
WAIDO SPIRITS原酒40℃(ソーダ割り)
WAIDO SPIRITS原酒43℃(ストレート)
2:ジンギスカン(ロース)
知覧 tea 酎/お湯割り
知覧 tea 酎 ほうじ茶ver. (お湯割り)
3:ラムチョップ
出水に舞姫 原酒(ストレート)
4:スライダー(ハンバーガー/ブリオッシュバンズ)
じゃがいも焼酎 MOTO 2023 (ストレート)
5:ラムシャンクスープ(食べるスープ)
Gonsuke ブレンデッド(ロック)
The AMANI SPIRITS 然(ストレート)
The AMANI SPIRITS 然 タンカン(ロック)
牡蠣羊肉タルタル
今回のペアリングの中で人気だったのが、こちらのWAIDO SPIRITS原酒と牡蠣羊肉タルタル。
焼酎の原酒といえば、高いアルコール度数が特徴ですが、ミネラル香豊かな牡蠣とミックスされた羊のタルタルとの相性はバツグンでした。
WAIDO SPIRITS原酒のお酒は、奄美・松永酒造場の創業以来から製造している「マルシカ」。
奄美の黒糖焼酎が持つふくよかな甘味を感じさせる逸品でした。
知覧tea酎のお湯割り
厨房で焼かれるジンギスカン
羊肉といえばジンギスカン。知覧tea酎とペアリングします。
知覧tea酎は2018年のリリース以来、品薄が続く人気銘柄。ロックやソーダ割りもオススメですが、今回はお湯割り。
お湯で温められ、引き立つお茶のアロマが鼻腔をくすぐります。しっとり仕上げられたジンギスカンには、とても良く合います。
出水に舞姫 原酒とラムチョップ
大切に焼き上げられるラムチョップ
今回のメイン料理といってもよいラムチョップには、出水に舞姫 原酒。
このラムチョップは、試飲会が始まる前から福田シェフが大切に焼き上げていたのが印象的な一皿。
ラムチョップの甘い脂と、出水に舞姫 原酒の持つサツマイモ本来のしっかりとした甘みがハマります。
じゃがいも焼酎 MOTO 2023
スライダー
スライダーには、じゃがいも焼酎 MOTO 2023を。
蔵元である大石酒造といえば「鶴見」を代表とする芋焼酎が有名ですが、今回の銘柄は、じゃがいもを原料としてします。
「ニューウェーブ焼酎」においても当蔵のクオリティの高さが味わえる一本でした。
ラムシャンクスープ
最後のラムシャンクスープには、Gonsuke ブレンデッド、The AMANI SPIRITS 然、TThe AMANI SPIRITS 然 タンカンの3銘柄。
Gonsuke ブレンデッドは、洋酒のようなボトルが素敵。酒質がとても柔らかで、ロックにぴったり。
The AMANI SPIRITSは、黒糖が原料のスピリッツ。ラム酒を思わせるような芳醇な甘みにうっとりします。
Gonsuke ブレンデッド
The AMANI SPIRITS 然
The AMANI SPIRITS 然 タンカン
第二弾「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」への期待
本格焼酎に合わせるための趣向を凝らした羊肉料理は、感動レベルです。
9銘柄の焼酎も、それぞれの蔵元の思いが伝わる秀逸なお酒でした。
今回は、原酒などアルコール度数が高いお酒が多く登場。
低いアルコール度数ではなく、蒸留酒本来のしっかりとしたアルコール度数を紹介したいとの思いから、と推察します。
「ニューウェーブ焼酎」に対する蔵元からの”アタラシイ”提案なのでしょう。
一方、高いアルコール度数のお酒は料理とは合わせづらいといわれますが、この試飲会で、その課題も解決したのではないでしょうか。
羊肉のような個性的な料理に、焼酎原酒のストレートを合わせる。目からウロコのペアリングは、今後のトレンドになる予感がします。
第二弾「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」を先取りした今回のイベント。
「Makuake」内で、今回のご紹介した対象商品9銘柄が購入が可能です。皆さんもぜひチェックしてください。
これからも「鹿児島本格焼酎PRIDEフェア」からは目が離せません。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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