【飲んでみた】ボタニカル系麦焼酎CHILL GREEN spicy&sitrus
2023年2月23日に発売された「CHILL GREEN spicy&citrus」は、これまでの焼酎とは違う新感覚ボタニカル系麦焼酎です。
人気の麦焼酎を使用して、柑橘系の香りとスパイシーな味わいに仕上げた華やかな焼酎は、新たなる購買層の開拓に一役買いそうです。
◆商品概要
CHILL GREEN spicy&citrus
濵田酒造/鹿児島県いちき串木野市
種別:焼酎乙類 単式蒸留
アルコール度数:25度
内容量720ml
主原料:麦(豪州産)、麦麹、マーガオ
目次
ネーミング・デザインに込められた想い
「CHILL GREEN spicy&citrus」
CHILL GREEN(チルグリーン)は、“落ちつく”と“リラックスする”を意味する「chill out」と、ボタニカルやナチュラルをイメージする「green」を掛け合わせています。
慌ただしい日々の生活の中で、少しでも「ゆったりと自分らしく過ごせる時間」に寄り添えるブランドでありたい、という想いを込めて誕生したのが「CHILL GREEN」です
よりおしゃれに
従来の焼酎のイメージとは違った緑のボトルとラベルデザイン。
マーガオの木をイメージしたアイコンと、ナチュラルでオーガニックなイメージとモダンな印象を与えます。
こだわりのスパイス「マーガオ」と製法
シトラスの香りとスパイシーな味わいの源
「マーガオ(馬告)」とは、クスノキ科ハマビワ属の落葉小高木に実る緑色の実をスパイスにしたものです。
「山の黒パール」と言われ、台湾や中国の一部区域で収穫される、希少価値の高いスパイスとされています。
レモングラスのような香りを放つのは、レモングラスに含まれるシトラールという成分を含んでいるからです。
この柑橘系の香りに加えて、山椒のようなピリッとした辛味とほのかな苦味があります。
「ボタニオール製法」と「リファインブレンド」
「ボタニオール製法」とは、ボタニカルと醪(アルコール)を組みわせることに新感覚の香味特徴の酒質に仕上げる製法。
発酵時の醪に最適なタイミングでボタニカルを添加することで、その香味を最大限に抽出し、香味豊かな焼酎に仕上げます。
マーガオの特徴を最大限に表現するために、自社原酒の中でも磨き抜かれた綺麗な品質をブレンドしたのが「リファインブレンド」です。
*どちらも濵田酒造独自の呼称です。
飲み方のバリエーション
まずはストレートで
まずはストレートでいただきます。
焼酎のようなウオッカのようなジンのような・・・・と迷いつつなんとも言えない美味しさです。
二口、三口味わうと、「あ〜やっぱり焼酎だ」と、答えは焼酎に着地します。
ベースに柑橘系の香りとスパイシーな味がついているので、そのままお好みの飲み方で召し上がっても十分美味しいですが、味にアクセントをつけて試してみます。
炭酸とレモンで変化をつける
炭酸水&トニックウォーター
「チルハイボール」と「チルトニック」
CHILL GREENと炭酸水を1:2で割る「チルハイボール」
マーガオ特有のシトラスの香りとスパイスの香りが立ち昇ります。
炭酸水を多めにすれば、より爽やかさが増して麦焼酎の甘味が出現します。
炭酸水をトニックウォーターに変えて「チルトニック」
こちらもCHILL GREENと炭酸水を1:2が程よい分量です。
トニックの香り、甘みとほろ苦さが加わり、さらに奥深く心地よくなります。
甘めの味が好きな方にはハマりそうな美味しさです。
トニックで割るだけで、甘くとも大人っぽいカクテルに仕上がります。
追いレモン
シトラス系の香りで既に柑橘系の焼酎になっていますが、さらにレモンを加えれば、ヘルシーでキリッと爽やか度がアップします。
私も家飲みする時に、レモンは頻度高く使います。
国産のレモンが売られているときには、まとめ買いをしてくし切りにし冷凍しておきます。
日本のレモンは輸入物と比べて酸味がきつくなく、優しい酸っぱさが魅力です。
それなので、氷の代わりに氷結レモンを沢山入れて、じわじわと味が滲み出てくるのが楽しめます。
逆に、外国産の生レモンを加えて炭酸多めで割ると、夏にぴったりのスパイシーでパンチのあるレモン割りになります。
デザート感覚で
●アイスの実
一時、焼酎にアイスバーのガリガリ君を丸ごと突っ込んでしまうという、ダイナミックな飲み方が流行っていました。
「アイスの実」を入れると、ガリガリ君割りをボタニカルでスタイリッシュにしたバージョンになります。
炭酸水で割れば、じわじわとアイスが溶けていく味変を楽しめます。
最初はわずかに感じるアイスのフレーバー。
時間と共に甘いフルーツの味が濃くなる段階を楽しめます。
最後は溶けたアイスが濃くなっているので、追い焼酎をすれば濃いもの同士のブレンドを堪能できます。
ぶどうとみかんの2種類試しましたが、ぶどうの方がアイスの味が強く、みかんは焼酎と程よく混ざり、カクテルっぽくなりました。
ペアリング
食事はどのようなものが合うのでしょうか。
唐揚げやスナック
焼酎に唐揚げやポテトチップスなどは、居酒屋でも鉄板メニューですから合わないわけはありません。
濃い味付けの揚げ物の味と脂が、CHILL GREENの爽やかな香りとほろ苦さで洗われ、喉の奥までスッキリします。
私はあえてロックでいただいて料理とのペアリングを楽しみました。
エスニック料理
韓国のヤンニョムチキンで試してみましたが、そのスパイシーな甘辛ダレはCHILL GREENのスパイシーな香りとシトラスの風味を際立たせ、エスニック感満載の中にも上品で爽やかな風を感じます。
甘くて辛いアジア系のどの料理にも合うこと間違いなしです。
炭酸割りが良いでしょう。
和食
基本的には焼酎ですので、どのような和食も合いますが、今が旬の惣菜も試してみました。
初物を使った「フキと油揚げの煮物」です。
フキやタケノコに代表される春の野菜は、力強いえぐみや香りがあるので、正直「どうかな?」と思っていました。
ところが、驚くほどピッタリと合います。
CHILL GREENの香りのバックアップで、フキの香りが一層芳しくなり、油揚げも甘味が増して、噛むほどに旨味が広がります。
これは意外性を持ったおすすめペアリングです。
その他に柑橘系の果物はもちろんのこと、デザートのお供にCHILL GREENワンショットも良いのではないでしょうか。
まとめ
近年ファッションやコスメ商品でよく目にする「ボタニカル」という表現。
健康・自然志向や環境に配慮したというイメージと、柔らかさと癒しを持ったオシャレ感が、感度の高い人々に受け入れられた理由でもありましょう。
その「ボタニカル」がついに焼酎市場にもやってきました。
焼酎は重厚なも好まれますが、フルーティーで香り高く淡麗で華やかなものも多く飲まれています。
その極みのようなものが「CHILL GREEN spicy&citrus」。
爽やかで飲みやすく、そのスパイシーさが病みつきになりそうな新感覚なお酒です。
みなさんも、ぜひ楽しんでみてください。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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