【焼酎の飲み方】「きゅうり割り」で、目覚めスッキリ!
焼酎の魅力は、飲み方の多様さ。
焼酎の一般的なアルコー度数は25度と高く、割ることを前提にしたお酒であるためです。
日本酒やワイン、ビールといったアルコール度数の低い醸造酒と違い、焼酎は蒸留という製造行程を経る蒸留酒であるため、アルコール度数が高い。
世界的に有名なジンやウォッカ、ラムなどの蒸留酒もカクテルのベースとして割って飲まれていますよね。
焼酎の本場の鹿児島でも、生(き)のままでは強すぎるといって、焼酎を水で割り、燗をつけて飲まれてきました。
中でも、甲類焼酎は酎ハイのベースのお酒として使用された背景があり、多様さにかけては随一。
無味無臭なので、好みのドリンクに加えるだけでカクテルとして楽しめます。
レモン果汁やシロップを添加したり、割材として緑茶やウーロン茶、コーラなどを使用したり、レパートリーは無限大。
今回は、そんな焼酎の飲み方のレパートリーとして「きゅうり割り」をご紹介したいと思います。
「これ、アリなんじゃない?」といった飲み方が焼酎にはたくさんあります。
好みのドリンクに焼酎を加えるだけでお酒に仕上がってしまうのですから、その数だけレパートリーはあります。
今回の「きゅうり割り」は、きゅうりを輪切りやスティックにして焼酎に加えた飲み方。
韓国では、「きゅうり割り」が一般的です。
韓国料理店では、「きゅうり割り」とオーダーすれば、メニューになくても用意してくれるお店は多いので、トライしてみてください。
きゅうりは、利尿作用があるカリウムを含み、体内の水分量を調節し、飲んだ後のむくみの解消にも効果的。
二日酔い予防になるといわれるミネラルも豊富で、そもそもお酒との相性が良い食材です。
今回は、韓国の焼酎「チャミスル」できゅうり割りを作ります。
チャミスルは、韓国で最も有名な焼酎メーカー「眞露」が1998年に発売。
お酒のトレンドである、「低アルコール」「飲みきりサイズ」を網羅しているお酒として注目を集めています。
最近は、日本のコンビニでもよく見かけますよね。
チャミスルは商品名です。お酒の種類ではありません。
韓国では、焼酎を「ソジュ」といいますが、チャミスルはソジュの中の商品のひとつということ。
「魔王」や「黒霧島」と同じなワケです。
日本では「リキュール」に分類されます。
このあたりは、酒税法上の規定によります。
缶入り「酎ハイ」と同様ですよね。
韓国の「ソジュ」は、「稀釈式焼酎」と呼ばれ、日本でいう甲類焼酎とほぼ同類。
クリアで、すっきりした味わいが身上。
マスカットやストロベリーなどのフレーバータイプも発売されていて、飲みやすく韓流好きな女性に人気です。
それでは「きゅうり割り」を作っていきたいと思います。
まずは、きゅうりをスライスします。
薄くというよりはエキスをお酒に溶出させたいので、5mmくらいが目安。
ロックアイスを入れたグラスに、スライスしたきゅうりを入れます。
自宅で焼酎を楽しむ場合も、ロックアイスを使用しましょう。
冷蔵庫の氷は、冷凍機内の臭気や気泡が入るので、焼酎に雑味が移ってしまいます。
また、ロックアイスは溶けにくいので、時間をかけてゆっくり焼酎を楽しむことが可能です。
チャミスルをロックアイスに当てるようにゆっくり注ぎます。
仕上げにマドラーを、きゅうりに押し当てます。
きゅうりの成分をお酒に溶出させるためです。
これで完成です。
このチャミスルのアルコール度数は16.9度。
ロックアイスをたっぷり入れたきゅうり割りにはぴったりのお酒です。
みなさんも、ぜひ「きゅうり割り」を楽しんでみてくださいね。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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