焼酎のおつまみを作ろう!「麻婆茄子」
酎のおつまみとして意外とよく合うのが中華料理。
油を多用するコッテリとした料理も、焼酎のクリアな味わいで流し込むと、すーっと胃の中に収まる気がします。
また、生姜やにんにくを使用する料理は、お酒とのペアリングには頭を悩ましますが、そんな問題も焼酎のキリッとしたアルコール感が解決してくれます。
また、野菜を多用する中華料理は健康面でも、おつまみとしてもおすすめ。
今回は、そんな中華料理の代表的なメニューである「麻婆茄子」をご紹介します。
麻婆茄子は、日本の家庭では一般的に馴染みのある料理ですが、もともとは四川料理がルーツ。
本場では、「魚香茄子」(ユィシャン・チエヅ)という、ナスとひき肉の魚香(ユーシァン)風味炒め煮だそうです。
本場では、魚香という調味料を使用するのが一般的なので、麻婆茄子というのは日本でのみ通用狩る呼び方だとか。
麻婆茄子に限らず、ナスは淡白なので油との相性が良く、中華料理以外のメニューでもその相性の良さを発揮しています。
煮浸しや天ぷら、マリネやラタトゥイユといった和洋のメニューで活躍する食材です。
一方、成分が約90%は水分でできているので、ビタミンやミネラルが少なく、「栄養がない」と思われがち。
しかし、皮には抗酸化作用の強いポリフェノール、むくみの解消に効果的なカリウムも豊富なので、美容には効果的な食材。
特にカロリーが低いのでダイエット中の方にもおすすめです。
それでは、作っていきましょう。
〈麻婆茄子〉
・茄子・・・2本
・豚ひき肉 ・・・100g
・にんにく・・・1片
・しょうが ・・・1片
・ねぎ ・・・1/3本
・細ねぎ・・・ 2本
調味料
・甜麺醤(テンメンジャン)・・・大さじ1
・豆板醤・・・大さじ1
・鶏ガラスープ・・・ 200ml
・かたくり粉・・・大さじ4~5
・酒・・・大さじ1
・しょうゆ・・・大さじ1
・砂糖・・・小さじ1
・こしょう・・・少々
1.茄子は乱切り。
茄子は、油が吸いやすいように乱切りにします。
にんにくとしょうがはみじん切りにする。ネギと細ねぎは小口切りにする。
2.フライパンに多めの油を熱した後、茄子を炒める。茄子が油を吸ってしんなりしたら取り出す。
3.茄子を炒めたフライパンに豚挽肉を入れる。
炒め始めたら、にんにくとしょうがを加える。
4.茄子を加えた後に、甜麺醤、豆板醤、酒、しょうゆ、砂糖、こしょうを加えて混ぜる。
鶏がらスープとねぎを加えて弱火にして煮込む。
5.水溶きかたくり粉でとろみをつけて仕上げる。
6.最後に細ねぎを散らして完成。
豚肉はタンパク質が、茄子には食物繊維は多く含まれています。
そのためタンパク質が満足感を高めながら、食物繊維によって腸内環境を改善し、便通を促進する効果があります。
この組み合わせは、満腹感を得ながら腸の健康をサポートする理想的なメニュー。
今回のおつまみに合わせるのは、「特蒸泰明」です。
蔵元は、大分県豊後大野市の藤居醸造。
麦の香りが強く、重量のある味が特徴。昔の麦茶のような香ばしさと深くスモーキーな香り、重厚感のある飲みごたえが特徴。
また、常圧蒸留と減圧蒸留をブレンドした麦焼酎としても有名です。
ソーダ割でいただきます。
茄子が挽肉とよく絡み合っています。
豚肉の香りと、にんにくなどの香味野菜がシンプルに美味しいです。
暑い季節は、ついついサッパリした喉越しの良いものばかりを選びがちになります。
すると不足しがちなのが、お肉と油。
豚肉に豊富なビタミンB1は、体を動かすエネルギーを作るために欠かせない栄養素。
そして油は、体中の細胞の原料になり新陳代謝を促します。
ビタミンB1と油が不足してくると、代謝が落ちるので、夏バテの遠因に。
そんな時、茄子のみずみずしさと合わせれば、単体で口に入れるよりもサッパリと食べらます。
「特蒸泰明」と麻婆茄子はよく合います。
麦の香ばしさが、豚肉の適度な脂をすっきり流し込んでくれます。
いかがでしたか。
中華料理と焼酎の組み合わせ。
みなさんもぜひ、試してみてくださいね。
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SHOCHU PRESS編集部
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