
「焼酎モヒート」をご紹介します!
焼酎は、お湯割りやストレート、ソーダ割などさまざま飲み方が楽しめるお酒ですが、カクテルのベースのお酒としてもおすすめ。焼酎はジンやラム酒、ウォッカと同じ蒸留酒なので、果汁やシロップを使用したカクテルとの相性が良いのです。今回はそんな焼酎を使用した代表的なカクテル「焼酎モヒート」をご紹介します。
焼酎モヒートとは?
焼酎モヒートとは、ラム酒ベースで有名な「モヒート(MOJITO)」をアレンジしたドリンク。
日本を代表する蒸留酒である焼酎を、ラム酒の代わりに使用した”和風”カクテルなのです。
さわやかな飲み口はそのままに日本人好みに仕上がった味わいは、焼酎ファンやカクテル好きの間でジワジワ人気が高まっています。
“本家”「モヒート」は、キューバが発祥で、文豪ヘミングウェイが愛したカクテルとしても有名です。名前はスペイン語で「濡らす」という意味の(mojar)が由来といいます。
誕生は1586年で、当時はアグアルディエンデというラムの原型が使用されていました。その後、ドン・ファクンド・バカルディが生み出したラム酒が使用されることになり、現在にいたります。
このドリンクの最大の特徴はなんといってもミントが使用されている点。さわやかでスッキリとした香りは、数あるカクテルの中でも清涼感たっぷりの風味と味わいで唯一無二の存在。
日本でも30年ほど前から人気が広がり、今ではトロピカルカクテルの代表として定着しています。
ミントは、日本ではハッカとして昔から親しまれていたハーブなので、馴染みのある味わいがウケたのでしょう。
焼酎モヒートの静かな人気は、そんなミント(=ハッカ)との関係があるのかもしれません。
焼酎モヒートの作り方
焼酎モヒートの作り方は、数多いカクテルの中でもいたってシンプルなもの。シェイクやバースプーンといったカクテルお馴染みの道具が不要なので家で簡単に作れます。
“本家”モヒートの作り方は、タンブラーにラム酒とライム果汁、ガムシロ(砂糖水)を加えた後、ミントを入れます。仕上げにクラッシュアイスとソーダを注ぎ入れて出来上がり。
ところで、モヒートに使用するミントの種類によって、仕上がりに違いがあるのをご存知でしたか?
一般的にモヒートに使用されるミントは、スペアミントとペッパーミントの2種類。
スペアミントはミント特有の清涼感や刺激が比較的穏やか。一方、ペッパーミントは香りが強く、苦味も豊富。
家でモヒートを作る場合、その時の気分に合ったミントで作るのもオススメです。
焼酎モヒートも同様の”本家”のレシピを代用しましょう。ラム酒の代わりに焼酎を使用すればできあがり。
アルコール度数がラム酒より低くい焼酎は、さらに飲みやすいドリンクとして重宝しそうです。
焼酎モヒートにおすすめの焼酎
焼酎といっても、芋や麦、黒糖など使用される原材によって味わいは様々。
それでは、焼酎モヒートにおすすめの焼酎をご紹介したいと思います。
芋焼酎
焼酎の中でも伝統的な製法で作られる芋焼酎。コクのある味わいとサツマイモを思わせる香りが魅力ですよね。
ミントとライムの爽快感と意外にもマッチ。
焼酎の一般的なアルコール度数は25度なので、”本家”「モヒート」より飲みやすい仕上がりになっているのも良いですよね。
黒糖焼酎
焼酎モヒートとの相性が一番良さそうなのが、黒糖焼酎です。
“本家”モヒートは、ラム酒がベースのドリンクですが、その原材料は黒糖焼酎と同じサトウキビなのです。
また、黒糖焼酎は、鹿児島県奄美群島でのみ製造が許されているお酒なので、トロピカル雰囲気が溢れるモヒートに相応しい。
黒蜜や黒砂糖を思わせる甘い香り、そしてなんといっても深いコクのある味わいは、焼酎モヒートにぴったりといえるでしょう。
麦焼酎
麦焼酎はライトの味わいが特徴。そのため飲み易く、コンビニやスーパーでよく見かけるお酒になりました。
今では、生産量が芋焼酎を抜いて一位というのも、納得です。
その手軽さのため、家で焼酎モヒートを楽しみたい時には、第一候補になりそうです。
麦焼酎は、本格焼酎の中で最もスッキリしているので、焼酎モヒートのベースとしてはお似合いといえるでしょう。
甲類焼酎
甲類焼酎とは、連続式蒸留機を使用したクリアな味わいが身上。
もともとチューハイのベースのお酒なので、カクテル向きといえそうです。
焼酎モヒートに入ったライムなどの柑橘系果汁との相性も抜群。
ピュアな甲類焼酎は、ミントの爽快感をさらに引き立たせてくれます。
香り系焼酎
最近、酒屋さんでよく見かけるようになった香り系焼酎。
焼酎を製造する過程に使用する酵母などや蒸留方法によって、バナナやオレンジなどの香りが加わるといいます。
香り系焼酎は、ロックやストレートよりもソーダ割りがオススメの飲み方なので、焼酎モヒートにもよく合います。
ミントやライムとも、うまくマッチングしてより一層深い味わいを実現させてくれます。
まとめ
いかかがでしたか。
焼酎モヒートと一口にいっても、使用する焼酎によって香りや味わいはとさまざま。
また、アルコール度数も低いので、仕事終わりのクールダウンにもおすすめの一杯。
みなさんも、ぜひ試してみてください。
この記事を書いた人

SHOCHU PRESS編集部
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