
焼酎の選び方|失敗しないための基本と「おいしい一本」の見つけ方
「焼酎は種類が多すぎて、何を基準に選べばいいかわからない」
そう感じたことがある人は、決して少なくありません。
芋・麦・米・黒糖・そば。
原料も香りも味わいも幅が広く、同じ焼酎でも銘柄によって印象は大きく異なります。
本記事では、鑑評会の評価基準や味の変遷、熟成・保存の話を踏まえながら、「自分に合った焼酎の選び方」を分かりやすく整理していきます。
目次
焼酎に「良い・悪い」はない。あるのは“好み”だけ

毎年、国税庁や各県・酒造組合の主催で焼酎鑑評会が開かれています。
そこでは専門家が香り・味・クセの有無などを官能評価し、減点方式で採点します。
ただし、この評価は「欠点が少ないかどうか」を見るもの。
必ずしも「あなたにとっておいしい焼酎」を決めるものではありません。
実際、酒の評価には時代の嗜好が色濃く反映されます。
かつての焼酎は「辛い・強い・臭い」と言われてきましたが、現在は
・甘みを感じやすい
・香りが穏やか
・クセが少ない
方向へと確実に変化しています。
これは、消費者が「飲みやすさ」を求めてきた結果です。
つまり、焼酎選びに正解はありません。
あるのはただ一つ、自分の好みに合うかどうかです。
焼酎の味は「瓶詰め後」も変化している

焼酎は蒸留酒ですが、瓶に詰められてからも熟成が進みます。
・にごりが取れ、透明になる
・角が取れ、丸みのある味になる
・原料由来の香味がなじんでいく
一般的に、瓶詰め後4〜8か月前後が最もバランスが良いとされます。
一方で、焼酎はウイスキーのように何年も品質が向上し続ける酒ではありません。
時間が経ちすぎると、油臭さなどの劣化が出やすくなるのも事実です。
▶ 店頭でできるチェックポイント
・ラベル裏の製造年月日
・アルコール度数
・甲類・乙類(本格焼酎)の表示
とくに製造年月日は見落とされがちですが、「いつ瓶詰めされたか」を知る重要な情報です。
実は重要な「保存状態」という選び方

焼酎は光に弱い酒です。
直射日光や強い照明は、品質劣化を早めます。
▶ 避けたい売り場の特徴
西日が当たる棚
窓際に長期間置かれている商品
強いスポットライト直下
最近、黒い瓶や陶器瓶が増えているのは、遮光による品質保護が理由の一つです。
▶ 家庭での保存のコツ
直射日光を避ける
開栓後はできるだけ早く飲む
半分以下になったら小瓶に移す
空気との接触面積を減らすだけでも、風味の持ちは大きく変わります。
「古酒=うまい」とは限らない理由

焼酎でも古酒づくりの研究は進んでいます。
樽貯蔵焼酎なども登場しています。
ただし焼酎は単式蒸留が基本で、香味成分が多く残ります。
それが魅力である反面、長期熟成では雑味に転びやすいという側面もあります。
ウイスキーが長期熟成に向くのは、再留によって不純物を極限まで除いているから。
焼酎の古酒は、まだ発展途上の分野。
「古い=おいしい」とは一概に言えず、造りと管理がすべてだと言えるでしょう。
結論|焼酎選びで一番大切なこと

焼酎は嗜好品です。
鑑評会の金賞よりも、口コミよりも大事なのは――
「自分の舌で飲んで、うまいかどうか」
・香りが好きか
・飲み方(ロック・水割り・お湯割り・ソーダ)に合うか
・料理と合わせて心地いいか
この感覚を基準に、一本ずつ試していくことが、最高の焼酎選びになります。
焼酎の世界は広く、深く、そして自由です。
選び方を知ることで、楽しみ方は何倍にも広がります。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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