
酒と肴のいい関係|つまみがあるから酒はもっとおいしい
つまみがあるから酒はもっとおいしい
日本の食文化には、酒と料理が寄り添うように発展してきた歴史があります。
もともと会席料理は、酒を楽しむために工夫された料理といわれています。料理を主役にするのではなく、酒をすすめるための料理。そう考えると、酒とつまみの関係がとても密接であることがよくわかります。
酒のつまみは「酒肴(しゅこう)」とも書きますが、一般には「さかな」と呼ばれます。この「さかな」という言葉は、「さか(酒)」と「な(菜)」が合わさったものです。つまり、酒に添える副食物、酒と一緒に楽しむ食べ物を意味しています。
酒を飲むとき、自然と何か食べたくなるのは、昔からの食文化の流れなのかもしれません。
酒とつまみの相性
世の中には、酒と料理の相性について語られる組み合わせがたくさんあります。
例えば、
・赤ワインには肉料理
・白ワインには白身魚
・ビールにはフライドポテト
・日本酒にはスルメや漬物
といった具合です。
飲む酒の種類によって、自然と選ばれるつまみがあります。こうした組み合わせを考えると、酒とつまみには確かに相性があるのだろうと思えてきます。
酒好きと料理人の不思議な関係
昔から「料理人の酒知らず、酒屋の料理知らず」という言葉があります。
実際、腕のいい料理人でもお酒をほとんど飲まない人に出会うことがあります。それでも酒に合う料理を見事に作る料理人は少なくありません。
一方で、酒の銘柄や味わいにはとても詳しいのに、注文するつまみは意外と素朴なものばかりという酒好きもいます。
酒と料理の関係は、必ずしも理屈だけで決まるものではないのかもしれません。
酒を飲むための小さな口実
江戸時代の文化人で酒好きとして知られる蜀山人(しょくさんじん)は、こんな言葉を残したといわれています。
「酒菜があれば飲むことにしよう」
なんとも酒好きらしい言葉です。
私たちも、日常の中で似たようなことをしているのではないでしょうか。
暑い日には「今日はビールで喉を潤そう」。
寒い夜には「今夜は熱燗にしよう」。
食卓にちょっとした肴を見つけると、「これで一杯」と思ってしまうものです。
酒を飲む理由は、案外ささやかなきっかけから生まれるのかもしれません。
酒のおいしさは食卓にある
もちろん、酒とつまみの相性はあります。ですが、そればかりにこだわる必要はありません。
酒は料理とともに楽しむものですが、実はそれ以上に大切なのは、その場の空気なのではないでしょうか。
同じ食卓を囲み、会話を楽しみながら飲む酒。そこに笑い声があれば、酒はさらにおいしく感じられます。
つまり、酒を引き立てる本当の「つまみ」とは、料理だけではなく、その場の時間や雰囲気なのかもしれません。
酒と肴、そして人の集まり。
そのすべてがそろったとき、酒はもっと豊かに味わえるのです。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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