コンビニで選ぶ焼酎おつまみ 〜ファミリーマート編 第一弾
焼酎に合うつまみを求めて。
ファミリマートで購入した焼酎とそれに合わせた、つまみの実食レポートです。
「お母さん食堂」ブランドや、地域色を出したキャンペーン商品と固定ファンも多いファミリーマート。
ちょっとつまむから、ガッツリご飯まで陳列棚の前で嬉しい悩みがつきません。
そのファミリーマートで選んだ焼酎は「むぎ焼酎 いいちこ カップ25度」です。
焼酎好きのご家庭ではよく見る、いいちこのカップタイプです。
2012年に20度、2014年に25度が発売されました。
普段よく見るパッケージも形が違えばまた新鮮!
かわいい!とばかりに手に取っていました。
それに合わせるつまみは何が良いでしょうか。
大分の麦焼酎ということから、九州をイメージしつつおつまみを厳選しました。
新年の宴も一通り済んだところで、カップ焼酎でほろ酔い気分といきましょう。
今回の焼酎はコチラ!
「三和酒類(株) むぎ焼酎 いいちこ カップ25度(200ml 261円(税別))」です。
【いいちこ】
三和酒類/大分県宇佐市山本2231-1
主原料/二条大麦
麹/大麦麹
度数/25度
蒸留/減圧蒸留法
いいちこの会社として有名な三和酒類(株)が誕生したのは1958年 (昭和33年)。
元々は日本酒酒造でありワインも醸造しています。
1960年代は高度経済成長期にあり、清酒業も成長した時代でもありました。
自由経済と価格競争の波に揉まれて、地方の酒造は苦戦を強いられた時期でもあります。
そこで大分県の3つの酒造会社、赤松本家酒造株式会社・熊埜御堂酒造場・和田酒造場が当時の宇佐郡駅川町の和田酒造場横に共同びん詰場を設立したのが三和酒類の始まりです。
翌年1959年 (昭和34年)に、西酒造場が参加しました。
そして、1979年に発売されたのが、「むぎ焼酎 いいちこ」です。
「下町のナポレオン」というキャッチコピーが印象的であったこともありますが、何よりも1984年に出された駅貼りの大きなサイズ(B倍)のポスターが鮮烈でした。
その後、次々に展開されるスタイリッシュな広告や洗練されたボトルデザインにより、男性的なイメージの焼酎から、女性も楽しめる焼酎への道筋を開拓していったお酒だと思います。
今回購入した200mlのペットワンカップは、家飲みをする時には、程よい分量だと思います。
ロックもよし割っても良しの焼酎は、飲みきりサイズとしてはベストです。
それでは「むぎ焼酎 いいちこ カップ25度」をいただきます。
蓋をあけると、アルコールのツンとした香りに包まれて爽やかで、甘酸っぱくやや酸味のある香りがします。
ロックにして口に含むと、氷で冷やされた「いいちこ」が若々しいりんごの香り、または静謐な花の香りが鼻腔に広がります。
爽やかでいてまろやか。
それに合わせるつまみは何が良いでしょうか。
大分の麦焼酎ということから、九州をイメージしておつまみを厳選しました。
・ファミチキ骨なし 261円(税別)
・キャベツミックス 108円(税別)
・パリパリキャベツのもと 130円(税別)
・チータラ粗挽きブラックペッパー入り 130円(税別)
・鶏炭火焼 柚子胡椒味 347円(税別)
・明太ポテトサラダ 150円(税別)
栄養価も考えてバランスよく食材を選んでみました。
では、いただきます!
・キャベツミックス 108円(税別)+パリパリキャベツのもと 130円(税別)
「無限キャベツのもと」はパリパリの中華麺に野菜を合わせていただくタイプのものです。
こちらは長崎の皿うどんを連想させますね。
キャベツミックスを混ぜる一手間がありますが、そこは健康第一、キャベツで胃腸を整えましょう。
キャベツに「無限キャベツのもと」に、添付された調味料と麺を合わせるだけです。
程よく混ざったところで、いただきます。
ごま油の香りと、調味料がたっぷりのキャベツと混ざってよく馴染んでいます。
そこにパリパリの麺が香ばしく、いつまでも食べていられる・・・まさに無限キャベツですね。
ごま油との相乗効果位より、「いいちこ」の香りがさらに芳しく奥深くなります。
心身ともにがリセットされた心持ちになります。
・チータラ粗挽きブラックペッパー入り 130円(税別)
(写真右下)
芳しくまろやかな「むぎ焼酎 いいちこ」には、白ワインのようなイメージがあり、チーズが欲しいと探していたところで目についたのがこれです。
乾きものでお馴染みの「チータラ」。
その「チータラ」でも粗挽きブラックペッパー入りと表記され、パッケージのインパクトからも何かが違うと思わせる一品。
パッケージを開けてみれば、想像通り!。
あのヒョロヒョロした「チータラ」とは誰が思うでしょう。
一口サイズの立派なチーズです。
食べてみて更に納得。
粗挽きブラックパッパー効果で、大人のオードブルに仕上がっています。
「チータラ」と思って食べた人は、イメージの違いに「おっ?」と思われるでしょう。
さらに、ゆっくりと味わっていると、徐々に懐かしい味わいがタラの甘みを伴ってやってきます。
それでも負けない、スパイシーな大人の味。
ここで飲む「いいちこ」は、キレのある白ワインのように乳製品の香りを膨らませ、黒胡椒の辛味だけを流し、タラの甘みを際立たせてくれます。
しかもワインと違うのは、「いいちこ」の香りとまろやかさが消えずに、一層飲みやすいお酒となっていることです。
私は焼酎は割って飲むことが多いのですが、今回ロックでいただいてみて、改めてその美味しさに感服しました。
・明太ポテトサラダ 150円(税別)
(写真左下)
明太子、こちらは福岡の味ですね。
明太子もポテトサラダも美味しくないわけがないだろう同士の組み合わせ。
こちらもスーパーなどで売っているお惣菜のポテトサラダとは、一線を画した美味しさです。
じゃがいものしっかりとした味と、ソースのコンビネーションがレストラン並み。
明太子の辛さは想像した程強くなく、絶妙なバランスでポテトサラダの甘さと同居しています。
総じて濃いめの味わいで甘い、けれども明太子の辛い香りはしっかりとあります。
あ、南の方、九州の味だなと思いました。
コックリとした明太ポテトサラダに「いいちこ」。
明太子の香りが鼻からスッと抜けてく感じが心地良く、焼酎の香りが長く尾を引いています。
これぞ美味い香りです。
・鶏炭火焼 柚子胡椒味 347円(税別)
(写真上)
折りしも、ファミリーマート内で宮崎フェアみたいな棚が目に入りました。
焼酎と食材が、大分・長崎・福岡と来れば、宮崎の文字が目に入れば手に取らないわけがありません。
「炭火焼」「柚子胡椒」とくればもう、焼酎のお供としては完璧ですね。
指示通りに電子レンジで1分加熱。
ぷりっぷりっです。
特にしっかりとした皮目が旨い。
歯ごたえがしっかりとある上に、鶏の味が濃く、炭火焼きの香りがまた香ばしい。
お店の味にも負けない美味しさです。
焼き物はお店でいただくと、焼き立ては美味しいのですが少し冷めてくると固くなり、パサつきが気になることがあります。
それが、真空パックされていることで、歯触りを残したままふっくらと仕上がっているのです。
仕上げに柚子胡椒の薫り。
ピリッとした刺激が舌に残りつつ、爽やかな香りが鶏の香りと共に鼻の奥に染み込んでゆきます。
旨いですね〜。
これまで、地鶏の炭火焼等は「芋焼酎」を合わせることが多かったのですが、「いいちこ」もまた新鮮で格別でした。
「麦焼酎」がサラリと甘くなり、まるで「柔らかな水」のようです。
「芋焼酎」はちょっときついという方にも、おすすめのペアリングだと思います。
・ファミチキ骨なし 261円(税別)
レジでの精算時にどうしても手が出てしますのがファミチキです。
どのコンビニにもそれなりの目玉商品があり、それも楽しみの一つです。
糖質制限だの、健康に配慮したものを食べようと考えてはいるものの、結局買ってしまいました。
美味しいからいいではないか。
美味しい幸福感は免疫力アップ!などど、自分に言い訳しつつ仕上げはファミチキ。
鶏の炭火焼きを食べた後のチキンの唐揚げ。
同じ鶏でも味が違います。
炭火焼きも濃いチキンの味に対して、こちらは淡白だけどじゅわっと出る旨味汁が抜群です。
揚げ衣も油切れがよく、クリスピー。
安心安定の味です。
「いいちこ」の軽やかな香りが、唐揚げの油分を流してチキンの旨味だけを口の中にも、記憶にも残してくれます。
ついでに揚げ物を食べた罪悪感もさっぱり流してくれました。
最後はファミチキで締めましが、ファミリーマートにはまだまだ美味しそうなものが沢山ありました。
私には少しばかり味にうるさい娘がいるのですが、彼女が絶賛するファミマ商品はまた今度・・・
皆様も自分だけのお気に入りを、是非見つけてみてください。
この記事を書いた人
森 由佳
食事とお酒を美味しく食べて飲めることを、人生の後半戦の目標に掲げています。家には常に焼酎のボトルが鎮座しているという環境で育ち、焼酎愛飲歴たっぷりのライターです。ざっくりとした視点で焼酎を語ります。
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