チャミスルが、韓流女史の心を捉えて離さない!
日本で根強い人気を持つ韓国ドラマ。画面の中で俳優たちが繰り広げるストーリーは予想がつきそうなのに一度見たらその不思議な魅力にはまってしまう、そんな韓流女史が後を絶ちません。
最近では韓国焼酎「チャミスル」がシーンに華を添えています。
実は、このチャミスル、韓国だけではなく世界中の人に愛飲されて有数な販売量を誇るお酒なのをご存じですか?
今回は、チャミスルの魅力をご紹介します。
目次
チャミスルはこんなお酒
韓国では焼酎がポピューラー
韓国では、国民が一番飲むお酒で選ばれるのが「焼酎」なのだそうです。
年代を問わずみんなが大好き。
それは韓国の歴史にも深く関係します。
世界に蒸留酒は数多く存在しますが、韓国焼酎は時代とともに変化を続けています。
その中でも「チャミスル」は今、最も注目されている焼酎です。
チャミスルは眞露が販売
韓国で最も有名な焼酎メーカーのひとつである「眞露」が1998年に新しい焼酎として発売したのが「チャミスル」です。
注目は、「チャミスル」というのは商品名ということ。
「魔王」や「黒霧島」と同じなワケです。
名前の由来は、眞露の「真」の朝鮮語固有語である「チャム」(참:まこと、本当)と「露」の韓国語固有語である「イスル」(이슬:つゆ)を組み合わせています。
本来、韓国語は音読のみなのに、敢えて訓読み的な言い回しはおしゃれでどこか女性的な響きもありますね。
レトロ感のあるグリーンのボトル然り、商品のイメージ戦略に拍車が掛かり、今では焼酎売上No.1の大人気商品です。
チャミスルとマッコリとの違いは?
韓国のお酒といえば。マッコリも有名です。
マッコリは、韓国で古くから飲まれているお酒です。
見た目の乳酸菌を含んだ乳白色は、ひと際目を惹きますね。
原材料は米、麦、豆類、小麦粉、ジャガイモなど複数を用いているのが特徴で、これらを蒸してから乾燥させ、麹と水を加えて発酵したら簡単に濾して造ります。
アルコール度数は6~8%。
日本の「どぶろく」ともよく似ていると言われています。
手順や工程も比較的簡単で、韓国の一般家庭では昔から手作りされている伝統的な「醸造酒」の一種。
なので、チャミスルとマッコリとの違いは、チャミスルは「蒸溜酒」であるのに対し、マッコリは「醸造酒」ということ。
ワインとブランデー、ビールとウイスキーの関係に近いかも、です。
韓流ドラマの小道具として
胸がキュンとするような魅力溢れるストーリー展開で大人の女性をも虜にしてしまう韓流ドラマ。
このドラマの中にもチャミスルは登場します。
2020年に韓国で放映されたドラマ「梨泰院クラス(イテウォンクラス)」は飲食の世界が舞台。
お酒がでてくるシーンが多かったのは自然の流れですね。
そこでこのチャミスルは選ばれたのですが、飲み方や楽しみ方も遊び心溢れていて話題となりました。
韓国のお酒習慣を垣間見ることもできます。
それ以降、若者へのチャミスル人気はうなぎのぼり。
今では韓流ドラマの中でお酒シーンに欠かせないキー・アイテムとなっています。
韓国焼酎の歴史をご紹介
韓国で焼酎は「ソジュ」と呼ばれます。
よって「チャミスル」も「ソジュ」の一種。
では、その「ソジュ」はどのようにして伝わったのでしょうか。
「ソジュ」、つまり韓国焼酎の歴史をご紹介します。
伝えられたのは13世紀初め
韓国にはじめて焼酎が入ってきたのは、争い事の絶えなかった13世紀初めのこと。
モンゴル軍によって伝えられたと言われています。
清酒しか飲んだことのなかった韓国人は、この強いアルコール度数を持った酒に大いに興味を持ちました。
ただ、はじめは上流階級に広く飲まれたそうです。
時代が下るにつれ、この魅惑の水はそれ以外の階級にも浸透していきます。
国民的嗜好品となるまで
米を原料とする焼酎は大変高価であり、酒としてだけではなく薬用にも使われました。
17世紀初めの書物「芝峰類説」によると、『焼酎は薬として用いるので、たくさん飲まずに小さな杯で飲むため、ならわしとして小さな杯を焼酎杯と呼ぶようになった』と記されています。
一方、多くの家庭で家醸酒(かやんじゅ)という自家用酒を造っていたようです。
このあたりは、日本の南九州と似ている点ですね。
米から穀物ブレンドへ
韓国においても米はいつの時代も貴重だったようです。
第二次世界大戦時になると原料を麦や芋、トウモロコシといった複数の穀物をブレンドしたものを使用する様になります。
その頃を境にして製造方法が変わり、連続式蒸留焼酎が主流となりました。
現在ではさつま芋、糖蜜、タピオカなどが主な原料として使用されています。
そして日本へ
チャミスルは、1998年に発売されます。
すると、あっという間に市場を席巻。
日本にも上陸を果たします。
2011年には。イギリスの飲料業界誌「ドリンクス・インターナショナル」において、世界で最も多く売れた蒸留酒(スピリッツ)の部門で1位になります。
ちなみに、チャミスルは、日本では焼酎ではなくリキュール。
理由は、酒税法上の規定から。
蒸留酒であっても、添加される材料と量によってリキュールに分類されるのです。
チャミスルを飲んでみよう!
チャミスルのアルコール度数は?
日本で販売しているチャミスルは、17.2度と13度があります。
フレッシュが、17.2度、フレーバータイプが13度。
フレーバータイプは、すもも、グレープフルーツ、マスカット、、ストロベリーの4種類があります。(2022年2月現在)
どれも、アルコール度数は低めに設定。
この「飲みやすさ」も支持層を広げています。
まずはストレートで
韓国では瓶ごとキンキンに冷やした焼酎を、専用の小ぶりなグラスに注いでクイっとストレートで飲むのが一般的。
はじめはぜひ本場の飲み方を試してみましょう。
いろんなもので割ろう
ストレートの次は、遊び感覚で!色んな素材を組み合わせて楽しんでみましょう。
・炭酸+アイスクリーム
飲み口爽やかな喉越しは焼酎という飲み物にさっぱり感をプラスしてくれます。
そしてどんなお食事にも合わせやすいです。
炭酸オンリーでもおすすめですが、氷の代わりにアイスクリームをinしてみてはいかがでしょう?
映えも間違いなしです!
・午後の紅茶 (ストレート)
マスカットのフレーバーに、キリン「午後の紅茶」ストレートの組み合わせです。
TikTokでも話題になったことがあるこの1杯で、今宵は胸ワク韓流ドラマ鑑賞へGO!
・レモンとはちみつ
レモンと焼酎の組み合わせは言わずもがな。
日本人のお酒好きなら口にしたことが少なからずあるのではないでしょうか?
そこにはちみつをプラスしたら、あら不思議。
ドラマさながらのおしゃれな韓国テイストに早変わりです。
料理と合わせる
焼酎の清涼感あるテイストにはこってりした料理がおすすめです。
あなたにとってのベストマッチを見つけてみませんか?
韓国料理
・チーズダッカルビ
チーズのこってりとチャミスルのサッパリの組み合わせはエンドレスに続いていきそうです。
定番の飽きのこない味で、今日はガッツリ行ってみましょう!
・キンパ(韓国風海苔巻き)
韓国のりのちょっとピリ辛が舌に余韻を残します。すぐにお好みのチャミスルで洗い流してあげましょう。
韓国に想いを馳せながら。。。
洋食
・パスタ(イカの塩辛と明太子)
韓国と言えば魚介も有名ですが、手軽に本場の味が堪能できてしまえそうなプロ顔負けの味がこちらです。パスタは少し火を加えその後にイカの塩辛、明太子と加えます。少々和風にも傾倒する洋食メニューですが、チャミスルとの相性は悶絶グッド。お酒好きにはたまらない味に仕上がります。
・ジャーマンポテト
少し厚めのベーコンと茹でカットしたジャガイモに軽く塩コショウして炒めます。仕上げに上からお好み量のブラックペッパーを振りかけて完成です。この一振りが味の勝敗を左右します。
まとめ
いかがでしたか?
チャミスルは今や韓流ファンにとどまらず、世界中の人に愛されるお酒になっています。
今回は、チャミスルの魅力を様々な角度から見きました。
おうち時間で韓流ドラマを観た時チャミスルが登場したら、もう今までのあなたではありません。
その世界観が、より一層膨らんでいただけますことを願っています。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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