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焼酎おつまみを究める! | 麦焼酎と「チキンのバスク風煮込み」のペアリングの画像

焼酎に合う簡単おつまみを作ろう! | チキンのバスク風煮込み

2022-04-10

鶏肉は、焼き鳥をはじめとしてお酒との相性がとても良い食材。値段が安いのでお財布にも優しい上、和食やフレンチ、中華など料理のパリエーションも豊富。飽きのこない万能タイプの食材です。また、牛や豚に比べてカロリーが低いのでヘルシーおつまみとしても人気。

鶏肉には、体を作る成分であるたんぱく質やビタミンB群が多く含まれています。鶏肉のたんぱく質は、どの種類のアミノ酸もバランスよく含んでいるので、質のいいたんぱく質であると言えます。その中でも注目は、必須アミノ酸である「メチオニン」。メチオニンは肝臓の毒素を排出し、肝臓機能を高める効果があるといわれています。味だけでなく栄養の面からも、お酒と鶏肉は相性抜群と言えるのです。

今回は、そんな鶏肉を、パプリカの入ったトマトで煮込んだ、「チキンのバスク風トマト煮込み」をご紹介します。

鶏肉は、食感もおいしさを決める重要な要因なので、柔らかくてジューシーさはそのままに、リコピン豊富なトマトソースでコトコト煮込みます。

焼酎おつまみを究める

チキンのバスク風トマト煮込みの画像

チキンのバスク風煮込み

<材料>約2人分

鶏もも肉・・・300g
パプリカ(赤・黄)・・・各1/2個
オリーブオイル・・・大さじ1杯
トマトホール缶・・・1缶
にんにく・・・2片
塩・・・適量
焼酎・・・適量

バスクとは、ピレネー山脈西半、ビスケー湾奥のフランス南西部からスペイン北部にまたがっている地域のこと。美食の街として知られ、数多くの料理人を輩出していることでも有名です。
にんにく、パプリカ、トマトを多用するのが特徴。シンプルかつ、素材の旨みをじっくり味わう料理が多いです。

鍋にオリーブオイルとニンニクを入れるの画像

1.鍋にオリーブオイルとニンニクを入れる

鍋でニンニクをじっくり弱火で炒めて、香りをオリーブオイルに移していきます。

鶏もも肉を焼くの画像

2.鶏もも肉を焼く

ニンニクの香りをオリーブオイルに移したら、鶏もも肉を皮目から焼いていきます。皮目はパリッと焼き上げるのがポイント。
今回は鶏もも肉を使用。鶏もも肉は、脂肪が多くコクのある部位で、煮込み料理との相性がとても良いのです。

色づいたら裏返すの画像

3.鶏もも肉をひっくり返して片面を焼く

皮目に色をついたらひっくり返します。煮込む前に肉の表面を焼くのは、肉の旨みをソースに溶出させないためでもあります。

パプリカ(赤・黄)を加えるの画像

4.パプリカ(赤・黄)を加える

鍋に大きめの柵切りにしたパプリカ(赤・黄)を加えます。

焼酎を入れるの画像

5.焼酎を加える

パプリカがしんなりしたら、焼酎を加えます。焼酎のおつまみなので、白ワインではなく、焼酎をチョイス。

トマトホールを加えるの画像

6.トマトホールを加える

焼酎を加えて強火にしたら、トマトホールを加えます

蓋をして約30分間煮込むの画像

7.蓋をして約30分間煮込む

強火にして焼酎のアルコールと、トマトホールに火が入ったら。中火にして蓋をして煮込みます

約30分間、煮込んだら完成です。
鶏肉の皮目穂をパリッと焼く以外、鍋に入れて煮込むだけのシンプルな料理です。パプリカの甘みと酸味がアクセントになっていて、ワンランクアップの煮込み料理に仕上がるのもグッド。

パプリカはピーマンと同じ、「ナス科トウガラシ属」に分類さる野菜。ピーマンが緑色なのは未熟の状態で収穫されるためですが、パプリカは完熟してから収穫されるので色が鮮やか。味も、ピーマンは青臭い香りと苦みがありますが、パプリカは甘いのが特徴です。
そのため、煮込み料理を味覚も見た目も鮮やかにしてくれる食材です。

焼酎おつまみを究める! | 麦焼酎と「チキンのバスク風煮込み」のペアリングの画像

麦焼酎とペアリング

今日は酸味の効いたトマト煮込みなので、減圧蒸留の麦焼酎とペアリングします。

二階堂麦焼酎(にかいどうむぎしょうちゅう)
二階堂酒造 /大分県速見郡日出町
主原料/麦
麹菌/白麹(麦)
度数/25度
蒸留/減圧蒸留

減圧蒸留の登場の画像

二階堂酒造は1974年(昭和49年)、麹に麦を使用した麦100%の焼酎を発売。大分麦焼酎を全国に広めただけでなく、本格焼酎の普及に大変な貢献をした焼酎酒蔵です。その特徴は減圧蒸留を導入したことによって実現した、クリアな味わい。それまでのコクがあってもクセの強い本格焼酎のイメージを、変えたのでした。

ソーダ割りの画像

減圧蒸留のさっぱりとしたクリアな味わい。すーっと、口の中に広がる飲み心地の良さ。今回はソーダ割りでいただきます。
クリアな味わいながら、食パンの耳のような麦の香りが感じられます。ソーダにすると、より麦の香を豊かになります。また、ミネラルの香りも立ち上ります。ソーダ割りのシュワシュワ感は、お湯割りのお湯と同じように焼酎の香りを立ち上げる効果があります。
今後も注目の焼酎の飲み方です。

チキンのトマト煮を食べる画像

チキンのバスク風煮込みが持つ、酸味と焼酎のバランスも良いです。
トマトと醸造酒のペアリングの難しさは、酸味同士がぶつかってしまうから。醸造酒とトマトのペアリングよりも、焼酎とトマトのペアリングがベストチョイスなのです。焼酎のクリアさと、トマトの酸味はとても相性が良いのです。

パプリカを食べるの画像

軽く煮込んでいるので、パプリカも歯ごたえはしっかりとしています。独特の甘みも健在。

飲み終わるの画像

鶏肉とトマトソース、減圧蒸留の麦焼酎のペアリング。この組み合わせは、様々なアレンジが期待できそうです。
皆さんも、焼酎おつまみを究めてみてください。

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