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オリジナル焼酎カクテルを作ろう 〜シナモン酎で癒しの豆乳カクテル「葉桜」焼酎で作る豆乳カクテルの画像

オリジナル焼酎カクテルを作ろう 〜シナモン酎で癒しの豆乳カクテル「葉桜」

焼酎で作る豆乳カクテル

街路樹も爽やかな緑色に輝いてきました。
街中の植え込みや、住宅地の前に沢山の花たちが咲いているのを見かける度に、心が弾みますね。
玄関前の小さなスペースやプランターに、色とりどりの花が咲いているのを見ると、春が来た喜びを表現しているように感じて、嬉しくなります。

前回紹介したシナモン酎が、さらに熟した味わいになってきましたので、今回もそれを使ってカクテルを作りたいと思います。

今回紹介するのは、シナモン酎を豆乳でアレンジしたオリジナルカクテル「葉桜」です。
この時期の葉桜をイメージし、豆乳を桜色に染めて、トッピングを抹茶色にしました。
シナモン酎の香ばしさに加え、豆乳の滑らかな舌触りや味を和風仕立てにし、柔らかでキレのある味に仕上げました。

このカクテルを思いついたのはシナモン酎を作った時、「これには豆乳が絶対合う!」と思いました。

我が家では豆乳といえば、豆乳鍋です。
豆乳を出汁で割り、素材にポン酢をつけていただきます。
そのスープが「旨い、旨い」と、家族全員でいつも飲み干してしまいます。
そのようなイメージが湧いてきて、作り上げたのが、この「葉桜」。

ふんわり甘く、優しい味わいに、深みのある香りが加わった美味しさとなりました。
カクテルの奥から滲み出てくる素材の味を楽しんでいただきたいと思います。

「シナモン酎と豆乳カクテル 葉桜」レシピの画像

「シナモン酎と豆乳カクテル 葉桜」レシピ

<葉桜 材料>
シナモン酎:40ml
シナモン酎の作り方は、前回の記事参照

オリジナル焼酎カクテルを作ろう 〜シナモン酎でサングリア「和サングリア¬〜ほしいもん〜」


豆乳:80ml:
だし汁(カツオだし):100ml
顆粒出汁の場合は吸い物の濃度にする
ポン酢:大さじ1
パプリカ:約3×6センチ
カルーア:小さじ1

トッピング
抹茶:少々
チョコ:少々

上記写真には写っていませんが、桜色を出すためにパプリカを使います。
パプリカの下処置が美味しさの要なので、多少面倒でもやってみてください。

<調理>

① 赤色のパプリカを焼き網で丸焼きにするの画像

①赤色のパプリカを焼き網で丸焼きにする。

皮全体が真っ黒に焦げて、表面に沸々と水分が出てくるまで、全体を焼き尽くすの画像

②皮全体が真っ黒に焦げて、表面に沸々と水分が出てくるまで、全体を焼き尽くす。

パプリカを流水にさらしながら、皮を剥いていくの画像

パプリカを流水にさらしながら、皮を剥いていくの画像

③パプリカを流水にさらしながら、皮を剥いていく。

皮が剥けたら、ヘタとタネを取り除き、約3×6センチサイズを切り分けて、ざく切りにするの画像

皮が剥けたら、ヘタとタネを取り除き、約3×6センチサイズを切り分けて、ざく切りにするの画像

④皮が剥けたら、ヘタとタネを取り除き、約3×6センチサイズを切り分けて、ざく切りにする。

残ったパプリカは,マリネにすると美味しいです。

ミキサーまたはフードプロセッサに入れて、よく攪拌するの画像

⑤トッピング以外の材料を全て、ミキサーまたはフードプロセッサに入れて、よく攪拌する。
冷たいのが好みの場合は氷をひと欠片入れる。

トールグラスに注ぐの画像

⑥トールグラスに注ぐ。

トッピングの抹茶は茶漉しで軽くふるい、チョコレートはナイフで削って載せるの画像

⑦トッピングの抹茶は茶漉しで軽くふるい、チョコレートはナイフで削って載せる。

<調理のポイント>
・パプリカはアルミホイルで包んでオーブンで30分ほど加熱しても皮が剥けますが、直火が可能ならばその方が手早くできます。
皮の下まで焦げても良いので、しっかり焼いてきれいに皮を取り除いてください。
・ポン酢は色の薄いものを選んでください。
それがなければ、だし汁を多めにして甘酢を少々足してください。
ポン酢の酸味と甘み、だし汁のバランスが大事なので、「豆乳の味と香りが消えない程度の美味しいスープ」のイメージで調整してください。
・豆乳は、商品によって濃さや味が違うので、その味があまり得意でない方は、成分調整豆乳を使うと良いでしょう。

オリジナルカクテル「葉桜」の味わい
口をつけた時にまず感じるのは、カルーアの香りと甘さ。
カルーアはコーヒーリキュールです。

その後に口の中に流れてくるのは、シナモン酎とブレンドされた豆乳の味。
出汁で調整された、旨味のある柔らかでふくらみのある豆乳が、シナモンの香りにより風味が拡大され、大人のカクテルにグレードアップしています。
そのフワッとした味全体をまとめるのが、焼酎のスッキリした後味とパプリカです。

パプリカは加熱して、皮を剥いたことにより、甘味と旨味が増します。
このカクテルを口に含むほど、パプリカの味が絶妙な隠し味となっているのがわかります。
焼酎の苦味、パプリカの苦味が味の奥深さを演出し、キリッとしたカクテルに仕上げています。

そして、口元についていたトッピングが最後の演出をします。
チョコのカカオの香り、抹茶の苦味が、これらがこのカクテルのシメの風味です。

「葉桜」の甘く、まろやかでほっこりする味わいに、笑顔が溢れること間違いなしです。

普段、甘いものを口にしない私が、ニッコリ!
と、満足感溢れたカクテルとなりました。

飲み方のおすすめポイント

ぜひ常温で召し上がりください。

豆乳のおいしさとこのカクテルの優しさを味わえるのは常温。
「心も体もホッとしていただきたい」との願いを込めたカクテルです。

また、豆乳は酸によって凝固するので、時間が経つと固まることがあります。
マドラーなどで掻き回しながら召し上がってください。

豆乳の効能

豆乳は健康に良いと言われていますが、あらためてその効能を探ってみましょう。

豆乳は美と健康の源

大豆から作られている豆乳は、大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。
大豆イソフラボンは、肌や髪の毛の成長を促すので、女性に良いとばかり思われがちですが、男性にも効果的です。

それに含まれるサポニンは、コレステロールや中性脂肪など、血液中の余分な脂肪を流してくれる効果があります。
豊富な植物性タンパク質は、低カロリーで基礎代謝を良くする作用があり、いいことずくめです。

さらに、大豆由来のオリゴ糖はビフィズス菌や乳酸菌の栄養源となることから、善玉菌が増えて腸内環境を整えます。

全ての要素がダイエットの強い味方とも言えますね。

まとめ

シナモン酎と豆乳のカクテル「葉桜」はいかがでしたか。

寒暖の差があるこの春の日に、常温でいただく豆乳カクテルは、滋味深い味わいを感じていただけることと思います。
女性的なイメージのカクテルですが、焼酎やパプリカ、だし汁の味わいにより、男性にも好んでいただける味になっていると思います。

食前酒にはもちろん、デザート代わりの食後酒、休日のランチのお供にとお試しいただけると幸いです。

また最近では、さまざまな味付けをした豆乳も販売されていますので、今回のカクテルに応用してみてはいかがでしょうか。

(文:童子(わらし)」)

この記事を書いた人

森 由佳

森 由佳

食事とお酒を美味しく食べて飲めることを、人生の後半戦の目標に掲げています。家には常に焼酎のボトルが鎮座しているという環境で育ち、焼酎愛飲歴たっぷりのライターです。ざっくりとした視点で焼酎を語ります。

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