1. HOME
  2. 焼酎を伝える
  3. 焼酎おつまみ
  4. 焼酎に合う簡単おつまみを作ろう!アクアパッツァ
焼酎ひとり歩きの写真

焼酎に合う簡単おつまみを作ろう!アクアパッツァ

今回の焼酎レシピは、イタリア料理の「アクアパッツァ」でーす。

「アクアパッツァ」は、レストランで食べる料理で、自宅調理は難しいとお思いかもいれません。

ただ、レシピ自体は、いたってシンプル。
タイミングとコツさえ覚えれば、気軽に調理が可能です。

素材の味を活かした、イタリア料理らしいレシピです。

アクアパッツアの社員

原材料の紹介

【材料】2人分
・いしもち鯛・・・・1尾
・あさり・・・・・・100g
・プチトマト・・・・10個くらい
・ニンニク・・・・・2片
・ジャガイモ・・・・1個

〈調味料〉
・塩・・・・・・・・少々
・焼酎・・・・・・・150cc

魚は、お頭(かしら)から尾ひれまでを持つ、”まる”のお魚がオススメです
”まる”のお魚だと、安易に旨味が溶出せず、素材の”まる”のまま味わえるのがポイント。
今回は、鯛の仲間「いしもち鯛」を使用しましたが、青魚以外の、白身、赤身肉の魚が良いと思います。

さあ、それでは調理スタートです!

アクアパッツアの社員

1.フライパンに、オリーブオイルと潰したニンニクを入れ、オリーブオイルにニンニクの香りを移します。

アクアパッツアの社員

2.オリーブオイルにニンニクの香りが移ったら、魚を焼いていきます。
日本では、「お頭は左」(魚を装うときは、お頭は左側)なので、焼き始めは、お頭を右にして焼きます。

アクアパッツアの社員

3.表面が色づいたら裏返して、もう片側を焼きます。

アクアパッツアの写真4.1cmくらいに薄切りにした、ジャガイモを入れます。
そして、その上に、魚を載せます。
理由は、フライパンの熱から守って、焼き過ぎないようにするためです。
また、このあと焼酎をいれ、蒸し焼きにして火入れをしますが、そのクッションでもあります。

アクアパッツアの写真

5.プチトマト、あさり、焼酎を入れます。

アクアパッツアの写真

6.蓋をして、強火にします。

アクアパッツアの写真

7.あさりが開いたら終了の合図。

アクアパッツアの写真

8.プチトマト以外を盛りつけます。

アクアパッツアの写真

9.残ったソース(煮汁)を強火で煮詰めます。

アクアパッツアの写真

塩を入れて味を整えたソースをかけます。
見てください!強火で煮詰めることによって、乳化しています。

アクアパッツアの写真

あさり、イタリア語で言うところの、「ボンゴレソース」で仕上げるのがミソ。
本場は白ワインです。

日本風に言うと、あさりの酒(焼酎)蒸しで、魚も蒸して、そしてソースとして食す。
これが「アクアパッツァ」の調理のカラクリ、でした。

あと、調味料が塩と酒(本当は白ワイン)だけ、というのもイタリア料理らしさ。
素材を活かす、ってこういうコトなんです。

焼酎ひとり歩きの写真

「新しい焼酎として歩んで欲しい」との願いをこめて

プチトマトの酸味、あさりの塩味が効いたソースには、フルーティーで甘みの穏やかな焼酎が合うハズ。

そこで、今回は「ひとり歩き」をチョイス!

【ひとり歩き】
古澤醸造/宮崎県日南市
主原料/芋(ジョイホワイト)
麹菌/白麹(米)
度数/25度
蒸留/常圧蒸留

この銘柄の特徴は、原材料。
ジョイホワイトというサツマイモを使用しています。
1994年(平成6年)、農林水産省関連施設のサツマイモ育種研究室(宮崎県都城市)で、焼酎用の品種として開発されました。
デンプン質を多量に含み、病害虫に強いので、焼酎用品種としては大変優良ですが、あいにく、蒸しても甘くならないので食用には向きません。
美味しい焼酎のためのサツマイモなのです。

ネーミングは、「新しい焼酎として歩んで欲しい」との願いをこめて、だそうです。
素敵ですよねー。

今回はロックでいただきます。

淡麗さが特徴

アタックは、サツマイモ(ジョイホワイト)の豊かな香り。
口に含むと、イモの表情は変わらないものの、軽やかですっきりとた甘さが広がります。
南国系果実のフルーティーな味わい。
余韻はさっぱりして長くはないですが、香りのアタックとは打って変わって淡麗さが特徴。
バランスのとれた、調和力のある焼酎です。

あさりのミネラル香と、トマトの酸味、にんにくの香りの効いたソースと、ジョイホワイトのさっぱりしたイモの香の相性が良いです。

アクアパッツアの写真

アミノ酸をたっぷり吸い込んだジャガイモが、「ひとり歩き」の南国系果実のフルーティーな香りを引き立たせてくれます。
芋焼酎とイタリア料理のペアリングは、奥深い。
イタリア料理は、素材の良さが前面に立っ、味の輪郭が明快。
どんな焼酎とも、素敵なペアリングが実現しそう。

いかがでしたか。
「アクアパッツァ」は、挑戦可能なレシピだったでしょうか。

最近は、”まる”のお魚を取り扱うスーパーを多く見かけるようになりました。
鱗や内臓物も取り除いてあるので、重宝します

活きの良いモノが見つかったら、是非、アクアパッツァに挑戦してみてください。

この記事を書いた人

人気の記事