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コンビニで選ぶ焼酎おつまみ 〜ファミリーマート編 第三弾の画像

コンビニで選ぶ焼酎おつまみ  〜ファミリーマート編 第三弾

2022-01-28

ファミリマートで購入した焼酎とそれに合わせた、つまみの実食レポート第3弾。

今回はファミリーマートを何店か渡り歩きました。

なぜなら、ファミリーマート限定販売のプレミアム焼酎があるというお話を伺ったからです。
佐多宗二商店の「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」がそれです。
2018年から発売されたこの商品は、佐多宗二商店がファミリーマートのために開発した商品だそうです。

また、同時期に数量限定の「燻製あい鴨串 ガーリックペッパー味」が旨い!という話も聞きました。
これもなかなか見当たりません。
結果として、希少なものを求めてファミリーマートを回ることになりました。

そこで、バレンタインデーも近いことではありますし、少しだけ贅沢な気分になれるおつまみを選んでみました。

「おうちで飲むプレミアムなコンビニパーティ」な食卓を作ってみたいと思います。

焼酎「晴耕雨読」の画像

今回の焼酎はコチラ!
「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」500ml、1408円です。

スマートな瓶のフォルムと切り子ガラス模様のデザインは、美しく爽やかなイメージが広がります。

【X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀】
佐多宗二商店/鹿児島県南九州市頴町別府4910番地
主原料/薩摩芋(鹿児島県産黄金千貫)米(国産)
麹/米麹
度数/25度
蒸留/間接加熱蒸留法
瓶裏の画像

青のXは芋焼酎10%.
緑のX Xは米焼酎20%
これらをブレンドして仕上げたものです。
フルーツブランデーやグラッパ等、世界の蒸留酒が古くから用いている「間接加熱蒸留器」を用いて、蒸留窯の外側からもろみを間接的に温め、醸した焼酎を30%ブレンドしたものだそうです。
こちらの酒造は蒸留にこだわりを持ち、名器と呼ばれる蒸留器をオーダーメードしています。
その蒸留機で作られたこの焼酎はどのようなものか、期待値が高まります。

今回ファミリーマートで購入した商品は以下です。

・鉄板焼きハンバーグ 398円
・洋風野菜ミックス(冷凍) 108円
・燻製あい鴨串ガーリックペッパー味 168円
・ポテトチップスうす塩 108円
・チョコケーキのバウム 258円

スナック・メインディシュからデザートまで揃いました。

では、いただきます!

まずは「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」を、ストレートでお味見。

非常に洗練された味わいのお酒です。
米焼酎の比率が高い為か、トップノートは米、味も濾過・蒸留された繊細な米のお酒。
口に含むうちに芋の味が見え隠れして、味の奥深さを醸し出しています。
確かに、ブランデーのような熟成したアロマティックな香りがあり、フルーティーな味わいにほのか酸味さえ感じます。
ストレートで飲む焼酎とは思えないほどサラサラした舌触りです。
これは、焼酎があまり得意ではない人や、女性、洋酒が好きな方にも自信を持ってお勧めできるお酒です。

次はロックにしてみます。
ストレートであんなにサラサラしていたお酒が、冷やされることでねっとりとしてきました。
静謐なほどクリーンな香りだったのに、冷やされると熟成された香りがします。
焼酎の輪郭が浮き出てきたようですね。

大変美味しく、飲みやすいお酒です。
食中酒はロックでいただくことにします。

・燻製あい鴨串ガーリックペッパー味 168円+ポテトチップスうす塩 108円

「燻製あい鴨串 ガーリックペッパー味」は、お店のレジ脇に置いてあります。

数店回った中で、空のトレーだけ置いてある店。
そのトレーさえ置いていない店。

そうなると、まるで幻の鴨串を探している気持ちになり、見つけた時の喜びは倍増です。
温めていないのに、家に持ち帰る間に鞄の中がガーリックの香りで充満し、大いに食欲をそそられました。

鴨串の画像

ポテトチップスは、前回(第2弾)「アボカド&チップス」を食べてみて、その美味しさに目覚めてしまいました。
久しぶりに陳列棚をじっくり眺めましたが、その種類の多さに驚きました。
一番シンプルで美味しそうに見えたのがこれです。
うす塩の画像

鴨串を暖めて袋から出してみたところ、その一切れの厚さにびっくり。
1センチ近い厚みに艶々の鴨。

そして、軽くフワッと膨らんだポテトチップス。
大人のスナックプレートです。
鴨串+ポテチの画像

最初に、鴨からいただきます。
弾力のある肉なのに、柔らかくジューシー。
鴨の香りが強く、思ったほどガーリック臭くありません。
噛み締めるほどに鴨の旨味と甘さ、粗挽き胡椒が良いアクセントとなって口の中でブレンドされます。
探し回った甲斐がありました。

そして鴨の脂の美味しさったら・・・
数量限定のこの鴨串を見つけた方はラッキーです。

「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」は口中の鴨の脂をスッと流し、肉の旨味が焼酎の甘みを引き立てます。
加えて焼酎のアルコール分が口の中に仄かな痺れを残して心地よし。
肉と焼酎はとても合います。

「うす塩ポテトチップス」は、薄切りだけど歯触りもあります。
2種類の塩を混ぜているだけあって、塩に旨味と甘みを感じます。
本当に揚げているのかというくらいサラリとしている。

その昔、ポテチを食べたときに感じた油や、塩分に対する罪悪感は微塵もありません。
ポテトチップスは進化したんだと思いました。

「うす塩ポテトチップス」と共にいただく「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」は、喉越し気持ち良く、ポテトの塩気が良い塩梅に焼酎を引き締めます。
焼酎がそのポテトの塩味を旨味に変え、さらに芋焼酎効果なのかじゃがいもの味を濃厚に引き出しています。
実に心地よいペアリングです。

・鉄板焼きハンバーグ 398円+洋風野菜ミックス(冷凍) 108円

鉄板焼ハンバーグの画像

この鉄板焼きハンバーグも大変評判の高い商品です。
アンケート調査では、コンビニ大手3社のハンバーグの中でも、ファミリーマートのハンバーグが一番だったというお話もあります。
「鉄板焼きのハンバーグ」の付け合わせには、冷凍コーナーで見つけた「洋風野菜ミックス」。
リーズナブルな価格で、人参、インゲン、ブロッコリー、カリフラワーまで入っています。

冷凍温野菜の画像

両者をレンジで温めて、ステーキ皿に盛ってみました。
まん丸ふっくらのハンバーグ、美味しそうですね〜♪

鉄板の画像

まず、ハンバーグから。
ぱんぱんに膨らんだお肉に箸を入刀!

柔らかい肉の塊からジュワッと染み出す肉汁。
肉の塊をデミグラスソースに絡めて口に運びます。

きめ細かく練られた挽肉は、ナツメグの香り高く、デミグラスソースと肉汁が絡まり合います。
味は濃厚なのに、濃すぎず、ソースも含めてむしろさっぱりしています。
だからこそ飽きのこない味わいで、お箸が進む進む。

合間に「洋風野菜ミックス」をいただきます。
これらの野菜は素材の味がきちんと出ています。
少しクセのあるインゲンやブロッコリーも、ハンバーグの味と香りとよくマッチして、最高の盛り上げ役です

その合間にいただく「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」は、芋焼酎の力の発揮どころ。
香辛料、デミグラスソース、肉、これらを口の中で焼酎と融和させて、口の中に新しいハーモニーを奏でます。

「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」は、私たちが抱いている昔ながらの焼酎のイメージとは少し異なりますが、食中酒として焼酎のいいとこ取りをしたようなお酒だと感じました。

食べ物の味を壊すことなく、焼酎を楽しめます。

・チョコケーキのバウム 258円

チョコバウムの画像

さて、「ブランデーの製法と同じ蒸留で作った焼酎」ということで、デザートはスィーツです。
生チョコが真ん中に入った、「チョコケーキのバウム」です。
この商品を見たときに、「温めたら絶対美味しい」と思いました。

チョコバウム皿の画像

もちろん冷やしてこのままでも美味しいでしょうが、生チョコの香りが際立つようにレンジで軽く温めます。

外側のバウムにはシロップが染み込ませてあるので、元々しっとり気味ではありました。
それを暖めることによって、中のチョコがガトーショコラのようにとろっと濃厚になり、バウムとのなじみが一層よくなりました。

これはおすすめの食べ方です。

「チョコケーキのバウム」と「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」は、スィーツ好きもそうでない人も納得のペアリング。
口の中がカカオの香りと甘さで華やかになっているところに、この蒸留酒がピッタリです。
あったかスィーツとロックのひんやり感がまた心地いい。

ブランデーほど強く主張をしないけれど、お酒自身も変わらない凛とした奥ゆかしさがあります。
米2:芋1の効果でしょうか。

食中酒が、食後酒にまで延々と続いてしまいそうです。

料理テーブルの画像

今宵の家飲みは、とても満足感のあるひと時でした。
プレミアムな焼酎「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」。
数量限定の鴨串。
特別美味しいハンバーグ。

これらが目に留まったあなたは縁起がいい。
是非、召し上がってみてください。

「X X X(トリプルエックス)晴耕雨讀」と、「おうちで飲むプレミアムなコンビニパーティ」をしてみませんか。
しめはチョコバウムで“ハッピーバレンタイン”。

この記事を書いた人

森 由佳

森 由佳

食事とお酒を美味しく食べて飲めることを、人生の後半戦の目標に掲げています。家には常に焼酎のボトルが鎮座しているという環境で育ち、焼酎愛飲歴たっぷりのライターです。ざっくりとした視点で焼酎を語ります。

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