【割り材を究める】「お酒にプラス 潰しうめ」で梅ハイを!
甲類焼酎は、ピュアでクリアな味わいないので、生で飲むというよりは、果汁や特製のエキスを加えたり、さらに炭酸で割ったりして飲むのが一般的。
東京下町の大衆居酒屋では、果汁や特製のエキスの配合には、お店ごとの”レシピ”があり、その多様さが、甲類焼酎を「チューハイ」、「サワー」として独自のお酒に仕立てたといわれています。
今では、あらかじめ炭酸に果汁を加えた専用ドリンクなど、様々な”割材”が市販されるようになりました。
チューハイファンなら、贔屓にしている割材の一つや二つはありますよね。
今回は、そんな割材として「お酒にプラス 潰しうめ」をご紹介します。
梅は割材の“はしり”
梅は、甲類焼酎の割材の”はしり”といわれています。
レモンやグレープフルーツといった柑橘系の果汁が割材として人気ですが、それは最近の話。
戦後の物不足の時代には、レモンは高嶺の花だったため、甲類焼酎の割材として大活躍したのが梅。
梅といってもレパートリーは様々ですが、特に梅干しは、梅と赤しそ、塩さえあれば家庭で作るには十分ですから、物不足の時代にあってもコスパが高く人気だったといいます。
物不足の時代だからこそ、梅干しは重宝にされていたハズ。
酸味や塩味、甘味が揃った梅干しは、甲類焼酎のピュアでクリアな味わいを補完するには最適な割材なのです。
今でも東京下町の大衆居酒屋では、甲類焼酎デフォルトの飲み方として、梅割りを提供する店が多くあるのが、その証左。
「梅干しハイ」?「梅干しサワー」?
甲類焼酎を梅干しで割ったお酒は、「梅干しハイ」、「梅干しサワー」と呼ばれます。
大衆居酒屋では定番メニューですよね。
東京下町の大衆居酒屋で、ウイスキーの代用として焼酎を使った「焼酎ハイボール」が生まれたのは有名な話。
その後「チューハイ」に転じます。
同じ時期に、チューハイによく似たお酒として、「サワー」が誕生。
東京の大衆居酒屋発祥といわれています。
チューハイが焼酎をベースにして作られるのに対して、サワーは焼酎以外の蒸留酒でもオッケーというのが、最近の定説となっています。
「梅干しハイ」、「梅干しサワー」にはこのような違いがあるので、飲む時にはベースのお酒に注目しても面白いかもしれません。
梅干し割りの特徴とは
梅干しで割ったお酒には、ほかの割材にはない3つの特徴があります。
梅干しで割ったお酒の一つめの特徴とは、杯を重ねるうちに変化する味わい。
梅干しが追加されるたびに、味がどんどん濃くなっていきます。
「肴は塩だけ」というお酒好きがいますが、そんな方のための飲み方。
潰して、味の加減が調整できるのも面白いですよね。
梅干しで割ったお酒のもう一つの特徴は、なんといっても「お湯割り」で楽しめること。
甲類焼酎のツンとしたアルコールの印象は、お湯割との相性が悪いといわれています。
レモンのお湯割りは、聞いたことないですよね。
梅干しのお湯割りは、甲類焼酎の飲み方の中でも、かなり特殊といえそうです。
ちなみに、割り箸で、梅干しを潰すと白濁するのも、なんともいえない風情がありますよね。
梅干しで割ったお酒の最後の特徴は、その塩味にあります。
伝統的にお酒は、甘味を求めることが多く、日本酒においては、肴の塩味を引き立たせるために、酒質を甘く仕上げているといいます。
世界的に見ても、塩味を効かせたお酒はありますが、そのほとんどは食前や食後に飲まれるカクテル。
食中酒として飲まれる、梅干しで割ったお酒は、世界的に見ても珍しいといってよいでしょう。
「お酒にプラス 潰しうめ」の味わい
では、さっそく「お酒にプラス 潰しうめ」で梅干しハイを使ってみましょう。
焼酎はもちろんキンミヤ!
キンミヤの特徴は、割り水といいます。
割り水には、蔵元がある三重県鈴鹿山系のミネラル豊富な天然水を使用。
粒子の細かい水は、口あたりがやわらかくクセもないので、どんな割材とも相性がグッド。
多くの居酒屋で、多彩なチューハイのベースのお酒として提供されています。
キンミヤ、「お酒にプラス 潰しうめ」、炭酸の順にグラスに注ぎ入れます。
口開けのキンミヤは、ツンとしたアルコールの印象は少なく、若干の甘みが感じられます。
これも三重県鈴鹿山系の天然水からくるものでしょうか。
梅肉の割合は20%ですが、トロッとした濃度は、梅干し感が十分。
広がる梅の酸味に、舌が反応します。
最後に炭酸を入れます。
アイスにゆっくりと当てながら、注ぎ入れるのがポイント。
もちろんアイスは、市販のロックアイス。
ロックアイスは、溶けにくく雑味がないので家飲みでも使ってくださいね。
炭酸のシュワシュワが、梅の酸味とキンミヤの甘みを立たせます。
うーん、口の中がジュルジュルしてきました。
綺麗なピンク色!
一般的な、梅干しハイより綺麗かも。
お洒落なカクテルといってもいいでしょう。
自宅パーティの食前酒として人気が出そうです。
それでは、いただきます!
香りはまさに梅干しハイ(笑)
口に含むと、本物の梅干しより甘さが感じられます。
レモンとは違った、梅干しならではの酸味も心地よい。
うーん、酸味と塩味、甘みのバランスがよいですね。
梅干しハイは塩味が特徴ですが、ここでは、酸味を際立たせる脇役に徹しています。
スイカにかける塩のように。
この「お酒にプラス 潰しうめ」は、大さじ1杯の分量でも、濃厚な梅の味わいが楽しめます。
今回は炭酸でしたが、水割りでも十分楽しめそうです。
もちろん、お湯割りも。
料理は、豚肉との相性が良さそうです。
豚肉のしゃぶしゃぶや、蒸した豚肉のペアリングがよいでしょう。
梅干しの酸味と、さっぱり調理した豚の甘みの相乗効果が期待できそうです。
また、常備できるのも「お酒にプラス 潰しうめ」の強み。
冷蔵保存すれば、フレッシュな果物と違って、1〜2週間は保存可能です。
まとめ
梅には、クエン酸とリンゴ酸といった疲労を分解する役割を担うアミノ酸が豊富。
お酒を飲むと、心の疲れが癒されますが、梅干しハイには、肉体的な疲労回復も見込まれるのです。
「今日は、何を飲もうかな?」と迷った時には、オススメの飲み方です。
梅が、割材の“はしり”として活躍していたのは、伊達ではありませんでした。
皆さんもぜひ、「お酒にプラス 潰しうめ」で濃厚な梅干しハイを楽しんでください。
〈商品データ〉
【商品名】お酒にプラス 潰しうめ
【製造者】ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
【容量/容器形態】 300ml/透明瓶
【希望小売価格(税別)】385 円
【賞味期間】9ヶ月
【原材料】 梅干加工品(国内製造)(梅干、しそ梅酢、その他)、醸造酢、ぶどう糖/ソルビトール、酸味料、野菜色素、調味料(アミノ酸)、保存料(安息香酸Na)、香料、(一部に大豆を含む)
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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