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【飲んでみた】芋焼酎テイストノンアルコール飲料「小鶴ZERO」

ノンアルコール飲料をコンビニやスーパーで見かけることが多くなりました。

「車を運転するけど、お酒は飲みたい」という時には最適ですね。
在宅勤務が多くなった最近は、「仕事の合間に」という人も。

そんなノンアルコール飲料。

ビールティストが主流ですが、最近は芋焼酎ティストも人気があるのを、ご存知でした?

本格焼酎さながらの蒸留工程を経た、芋焼酎テイストのノンアルコール飲料があるのです。

今回は、そんな芋焼酎テイストのノンアルコール飲料「小鶴ZERO」をご紹介します。

「小鶴ZERO」は革新的な蔵元が開発

今回、ご紹介する「小鶴ZERO」は、鹿児島県日置市の小正醸造が開発しました。

小正醸造は、焼酎業界において革新的で有名な蔵元。
その名声は、1957年(昭和32年)に焼酎の長期熟成酒「メロ-コヅル」を世に出して以来、不動のものとなります。
焼酎は長期熟成に合うお酒ではない、といわれた定説をその革新性で覆したのでした。

小正醸造は、「メロ-コヅル」発売以降も数々のヒット銘柄を世に送り出し、2012年に業界初となるノン・アルコール芋焼酎「小鶴ZERO」を開発。
2年もの間、100回以上の試作を重ねて開発したといいます。
焼酎メローコヅルの画像

「小鶴ZERO」は、お酒のトレンドに対応した商品

「小鶴ZERO」は、サツマイモと米麹を原料に、仕込み・蒸留といった工程を経て造られます。
サツマイモは、鹿児島県産の「黄金千貫」を使用。

お酒のトレンドは、皆でワイワイ酔い心地を楽しむ小道具という役割から、静かに味わいや香りを楽しむ嗜好品へと変化しています。
ノンアルコール飲料も、お酒に似せたドリンクというより、確かな味わいや香りが求められているのです。

「小鶴ゼロ」が、ノンアルコール飲料でありながら、芋焼酎と同じ原料・製造工程であるのは、お酒のトレンドに対応した商品だからといっていいでしょう。
ノンアルコールの画像

ノンアルコール飲料とは

日本では、「ノンアルコール飲料」といっても、1%までのアルコール分が法的に認められています。
お正月に飲まれる甘酒は、「ノンアルコール飲料」に分類されて、未成年にも飲まれていますよね。

ただ、一般的な「ノンアルコール飲料」は、アルコール分が0.05%以下のドリンクのこと。
アルコール分が0.05%以上1.00%以下の場合には、「低アルコール飲料」と呼ばれています。

最近では、アルコール0%のノンアルコール飲料が主流になっています。
種類も豊富で、ビールやワイン、チャーハイやサワーテイストのノンアルコール飲料が発売されています。

「小鶴ゼロ」もアルコール0%です。
その上、糖質もカロリーも0%というのは、芋焼酎ならではといってもいいですよね。

それでは、「小鶴ZERO」をいただきましょう

「小鶴ZERO」の味わい

それでは、「小鶴ZERO」をいただきましょう。
「小鶴ZERO」の容量は、300ml。
飲みきりサイズといわれる2合瓶に入っています。
飲みきりサイズなので、いつでも気軽に楽しめるのが嬉しいですよね。

ロックが良いでしょうの画像
芋焼酎小さめのグラスで飲むのがおすすめ。
アイスを入れてロックで楽しみましょう。

「小鶴ZERO」には、香味調整のため、酸味料・調味料・甘味料が添加されています。
ただ、添加量は極微量で、栄養成分表示対象となる基準値を大きく下回っています。

するする、芋焼酎の香りの画像
では、いただきます!

芋焼酎の香りが立ち上がります。
口に含むと、わずかにサツマイモの甘い香りがします。

わー、時間が経つと口の中に確かな甘さを感じます。
蒸留したお水ということですが、お酒のように香味成分も留出されるのですね。
新体験です。

麹も使用しているといいますが、こちらは芋焼酎のような蒸したお米の香りは少ないです。

2合瓶で注ぐのが心地よいの画像
缶ではなく、この2合瓶で注ぐのが、心地よい。

いただきましたの画像

美味しくいただきました。
2合瓶は飲みきりサイズで良いですが、おかわりしたい時は悩みます(笑)

まとめ

いかがでしたか。
「小鶴ZERO」が、2011年の開発以来、ロングセラーを続けている理由がよくわかりました。
ノンアルコール飲料でありながら、焼酎ファンの思いをくすぐる「小鶴ZERO」。

皆さんも是非、「車を運転するけど、お酒は飲みたい」という時に、味わってみてくださいね。

〈銘柄データ〉
【小鶴ZERO】
小正醸造/鹿児島県日置市日吉町日置3309
主原料/さつま芋・米麹(国産米)、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK)

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