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【飲んでみた】焼酎甲類「トライアングル インディゴ」をご紹介します

【飲んでみた】焼酎甲類「トライアングル インディゴ」をご紹介します

甲類焼酎は、クリアでビュアな味わいが特徴。
ストレートやロックというよりは果汁やシロップ、割材と一緒に飲むのが一般的です。
味わいや香りといった銘柄ごとの個性が語られることが少ないお酒。
ところで、甲類焼酎には個性がないのでしょうか。気になるところですよね。
今回は、甲類焼酎の銘柄と割材についてご紹介します。

トライアングル 焼酎とは

今回ご紹介する、焼酎の甲類は、「トライアングル インディゴ」です。
キッコーマンが1984年(昭和59年)に「万上焼酎トライアングル」として発売した焼酎が元祖。
万上焼酎トライアングルが発売された1980年代中期というのは、第二次焼酎ブームが巻き起こっていた時期。
アメリカ発祥のホワイト革命がきっかけといわれ、そのブームの主役は甲類焼酎でした。

【焼酎の歴史】ホワイト革命とは?

アメリカ発祥のホワイト革命について、先んじて情報を知った大手酒類メーカー各社は、新しい甲類焼酎を次々と発表します。アメリカで大流行したウォッカやジンといったホワイト革命のもとになった白色の蒸留酒を、甲類焼酎に見立てたのでした。
第二次焼酎ブームは焼酎のイメージを脱却し、若者や女性層をターゲットとしたものです。居酒屋の定番だった焼酎を、ライト感覚でおしゃれなお酒として再定義したのでした。

トライアングルは、「焼酎貴族」をキャッチコピーにしてマーケットに登場します。その斬新なコピーや著名な俳優を起用した広告、洋酒のようなパッケージは、大いに注目を集めることとなりました。
ブーム以降も、引き続き著名な俳優やミュージシャンの広告への起用が続いたので、ご存知の方も多いことでしょう。
2006年に事業譲渡に伴い、キッコーマンからサッポロビールへ引き継がれることになります。

甲類焼酎とは

「トライアングル インディゴ」は甲類焼酎です。
ところで、焼酎には甲類焼酎と乙類焼酎があるのはご存知ですよね。
なんだっけ?という方は、「甲類焼酎」は連続式蒸溜機で造られた焼酎、「乙類焼酎」は単式蒸溜機で造られた焼酎、と覚えておいてください。

甲類焼酎とは?

連続式蒸溜機は連続して蒸留するので、アルコールの練度(れんど)が高くなります。原料の味わいや香りが残ることがなく、クリアでピュアな酒質の仕上りが特徴。
一方、乙類焼酎の単式蒸留器は1度きりの蒸留なので、原料の成分が蒸留後のお酒に残りやすい。味わいや香りが感じられるので、個性豊かな焼酎に仕上ります。

甲類焼酎の味わいとは

甲類焼酎は、クリアでピュアな酒質が特徴ですが、銘柄ごとに違いがないかといえばそうではありません。銘柄ごとに個性の違いはあります。
例えば、甲類焼酎の中でも大人気のキンミヤは甘みが特徴。蔵元近くの天然水を割り水に使用しているためです。粒子の細かい水は、口あたりがやわらかくクセもないので、どんな割材とも相性が良いといわれています。

「トライアングル インディゴ」は、糖蜜アルコールをベースに4つの蒸留酒がブレンドされています。ブレンドされるお酒には、単式蒸留器で蒸留された大麦焼酎を含みます。異なる個性を持ったお酒をブレンドさせることで豊かな酒質が造られているのです。
トライアングル インディゴは、トップクラスの品質とこだわりを持った甲類焼酎といえるでしょう。

トライアングルの飲み方

製造元であるサッポロビールでは、ロックやソーダ割りを推奨していますが、今回は、ソーダ割りを含む4つのドリンクで割って飲んでみました。
トライアングル インディゴは、アルコール度数20度と25度の商品があります。今回は、25度の商品を選んでみました。

炭酸割り

タンサン
最初にご紹介するは炭酸割りです。
炭酸割りといえば、もっともポピュラーな焼酎の飲み方ですよね。
焼酎の炭酸割りは”焼酎ハイボール”から”チューハイ”に転じて今では、”日本を代表するカクテル”と呼んでは大袈裟でしょうか。
今回の炭酸割りに使用するドリンクは、「ウィルキンソン タンサン」を選びました。

×トライアングル
ウイルキンソンは海外ブランドではなく、国産ブランドです。1889年、兵庫県宝塚でイギリス人のジョン・クリフォード・ウィルキンソンが炭酸鉱泉を発見し、1890年に「TAKARADZUKA MINERAL WATER (宝塚ミネラルウォーター) 」として販売したのが始まりです。1904年には「ウヰルキンソンタンサン」とブランド名が改まります。
世界で炭酸水は”ソーダ”と呼ばれています。日本では、ウィルキンソンタンサンの商品名が広く知られるようになったために、ソーダ水を示す一般名詞のように使われるようになったのです。今では、ウィルキンソンタンサンは全国のコンビニで販売されているからファンの方も多いと思います。

炭酸割りは「トライアングル インディゴ」の酒質がしっかり味わえます。甲類焼酎はアルコール練度が高いので、キュッと喉の奥で感じる苦味を感じることがあります。その苦味が、炭酸のシュワシュワ感によって、豊かなアルコール風味に転化。クリアでピュアな印象から、突如として重厚さが現れます。

タンサンの飲み方
トライアングル インディゴは、他の甲類焼酎には感じるアルコールのツンとした印象が少ないです。そのため、口に含むと最初に感じるのは穏やかな甘み。
トライアングル インディゴ炭酸割りは、濃いタレのもつ焼きとペアリングするには最高の一杯です。

スポーツドリンク割り

ポカリ×トライアングル
甲類焼酎の割材の中で、密かな人気を集めているのがスポーツドリンク。
お酒好きにとってスポーツドリンクは本来、二日酔いの水分補給のために重宝される飲み物ですが、割材としても優秀なのです。

今回のスポーツドリンクはポカリスエットにしました。
かつて、お酒とポカリスエットを一緒に飲むとお酒に酔いやすくなったり、アルコールが早くまわるという情報がネットなどで散見されました。しかし、今ではその情報は、誤解と結論づけられています。

ポカリスエット
ポカリスエットは、ナトリウムなどのイオン(電解質)が主成分。体液に近いバランスで調整され「水よりも、ヒトの身体に近い水」であるため、発汗や利尿によって失われた水分を素早く補給できるといわれています。
お酒を飲んだ後の水分補給に、水よりポカリスエットのほうがスムーズだといわれているのはそんな理由から。

ポカリスエットの飲み方
ポカリスエットの味わいは、決して”濃い”ものではありません。水分補給が得意なので、水のようにゴクゴク飲めるドリンクなのです。その点がとても新鮮。
ポカリ割りの対抗馬は、水割りだったのです。
うす〜く感じる甘みや塩見は、お酒の味わいや香りを邪魔することはありません。邪魔するどころか、深い相乗効果を感じさせます。
「今日は一杯だけ」なんていう時のスッキリお酒を楽しみたいシーンにオススメです。

エナジードリンク割り

REDBULL
エナジードリンクの「Red Bull」で割ってみました。
お酒とエナジードリンクの相性は、実はあまり良いとはいえません。
アルコールには脳の働きを下げることがあります。一方、エナジードリンクに含まれるカフェインには脳の働きを上げる作用があり、いくら飲んでも”酔い”の感覚を鈍くさせる場合が。そのため、飲みすぎの原因となりアルコール中毒に陥る可能性が指摘されています。

エナジー
その点を考慮して飲んでみることにします。
トライアングル インディゴとRed Bullの割合は1:3。
グラスに注ぐとRed Bullの刺激的な色が際立ちます。
これだけで、素敵なロングカクテルのよう。
Red Bullは、世界を席巻するエナジードリンク界の王ですが、日本の「リポビタンD」が開発のキッカケといわれています。
この刺激的な色が、リポビタンDを彷彿とさせます。

REDBUL飲み方
Red Bullの心地よい酸味とクドさのない甘みは、穏やかなアルコール感のトライアングル インディゴとの相性はグッド。
海外では、Red Bullをカクテルとして飲む場合にはウォッカをベースにすることが多いようですが、焼酎とのバランスもなかなか。
むしろ、アルコール度数が高いウォッカよりも、焼酎の方が向いているような気がします。
英語で表記したトライアングル インディゴのラベルと、Red Bullのパッケージはとっても良く似合っていますよね。

コーラ割り

×トライアングル

焼酎のコーラ割りというより、コークハイといった方が馴染みのある方も多いことでしょう。コーラで割ったお酒はラムコークも有名ですが、焼酎との相性も注目なのです。コーラファンには是非試して欲しいお酒。
また、芋や麦といった本格焼酎より甲類焼酎の方が、コーラの個性的な味を引き立たせます。

コーラ
ラムコークはお酒とコーラの割合は1:3が一般的ですが、今回は「トライアングル インディゴ」とコーラの割合は、1:2にしてみました。
トラアイングル インディゴは甲類焼酎にありがちなアルコールのツンとした印象はなく、スーッと入っていく飲み心地の良さが身上。その分、コーラの甘さと苦味を邪魔することはありません。それどころか、トライアングル インディゴが持つ僅かな甘みは、コーラによって引き立たされています。

コーラ飲み方
すっきり爽やかなコーラの炭酸は、トライアングル インディゴのクリアな酒質と向き合います。
また、トライアングルのキレの良さは、コーラを飲んだ後に感じる独特の余韻を感じさせることはありません。
お好みでレモンを加えるとグッと飲みやすさが増すので、トライしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?
焼酎の甲類もそれぞれに立派な個性があることはおわかりいただけましたか。
特に、今回の「トライアングル インディゴ」はホワイト革命を意識した銘柄。
洋酒のようなパッケージで外見も個性的。
定番の炭酸割り以外の割材で楽しむには理想的な焼酎といえるのではないでしょうか。

皆さんも自分好みの焼酎の甲類を見つけてください。

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