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奄美の思いが詰まったスピリッツ! 「The AMAMI SPIRITS」をご紹介します

奄美の思いが詰まったスピリッツ! 「The AMAMI SPIRITS」をご紹介します

奄美の黒糖焼酎

奄美群島では、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の5島で黒糖焼酎が造られています。
中でも最大の面積を誇る奄美大島は、黒糖焼酎を造る蔵元の数も多く10蔵あり、奄美市を中心にして、島の北部と南部に散在しています。
製法は、一次仕込みを甕、二次仕込みではタンクを使用。
種麹は白麹が主流ですが、最近は黒麹を使う蔵も増えています。

主原料である黒糖の量が、麹に使う米の約1.5倍である点も奄美大島の特徴。
ほかの島と比較して黒糖の量が少ないため、米麹の風味が酒質に反映して、コクのあるやわらかな仕上がりとなる傾向があります。

黒糖焼酎の歴史

江戸時代の人々にとって、サトウキビの茎をしぼり煮詰めて造る黒糖は高級品でした。
当時、奄美を治めていた薩摩藩はこの高級品を専売にし、琉球と交易して豊かな富を築きました。
明治維新の中心を担った薩摩藩は、潤沢な資金によって倒幕を果たしたといわれますが、その金脈はこの黒糖だったといわれるほど。

奄美で黒糖が焼酎の原料として一般的になったのは、戦後から。
高級品である黒糖は焼酎の原料に使用されることはなく、長い間、奄美の焼酎はシイの実やドングリ、ソテツの実などから造られてきました。

第二次世界大戦が終わると本土からの往来が少なくなり、それまで移出品であったサトウキビがダブつく一方、食料供給も細りはじめます。
そこで、島の人々は高級品ではあるものの、地元でたくさん収穫されるサトウキビを焼酎の原料にしたのです。

黒糖焼酎とラム酒の違い

黒糖焼酎はラム酒と同じサトウキビを原料にしていますが、日本の酒税法はラム酒をスピリッツ、黒糖焼酎は本格焼酎に分類しています。
スピリッツは「アルコール含有物を蒸留したものでアルコール分が45度を超えるもの」で、本格焼酎は「単式蒸留機で蒸留されたアルコール分45度以下の焼酎」です。

奄美諸島が1953年(昭和28年)にアメリカの統治下から日本に復帰したとき、黒糖焼酎が注目を集めます。
サトウキビが原料のお酒は、ラム酒に分類されるからです。
当時のラム酒の税率は、焼酎とは3.9倍ほどの差があり、島の人々もその負担の大きさに驚きます。
今まで、日常だったお酒が、突如として手の届かない存在になったのですから無理もありません。
税務当局は、麹を原料に加えることを条件に、サトウキビが原料のお酒の製造を許可しました。

弥生焼酎醸造所とは

弥生焼酎醸造所は、奄美大島の黒糖焼酎蔵の中で最も古い蔵元です。
1922年(大正11年)年に川崎タミ氏によって創業。
弥生という社名は、創業月である3月に由来しています。

昭和初期までの奄美大島の焼酎といえば、ほかの南九州のエリア同様、ほとんどが自家製だったので、焼酎を販売する蔵元は珍しかったといいます。
創業後は、黒糖焼酎と泡盛を販売。
戦後の物不足の時にはソテツ、椎の実などを原料にして焼酎を販売していました。

弥生焼酎醸造所が島外でも知られるようになったのは、1982年の創業60周年記念にあわせて「まんこい」を開発したのがきっかけ。
オレンジを基調とした親しみやすいパッケージデザインは、全国的な人気商品になります。

現当主・4代目川崎洋之氏は、東京の大学を卒業後、医療道具の研究所に勤務。
34歳の時に島にもどり、2014年から杜氏を務めています。
焼酎をサワーにする新たな飲み方の提案や、自ら消費地に出向いて愛飲者を増やすなど地道な努力を続けています。
弥生焼酎醸造所とは

「The AMAMI SPIRITS 然 ZEN」と「The AMAMI SPIRITS 然 ZEN たんかん」のご紹介

今回ご紹介するのは「The AMAMI SPIRITS 然 ZEN」と「The AMAMI SPIRITS 然 ZEN たんかん」の2種類のスピリッツです。

弥生焼酎醸造所では、2020年にスピリッツの製造免許を取得します。
コロナ禍で消毒用アルコールが不足したために、高濃度エタノール商品開発の必要に迫られてのことでした。

その後、4代目川崎洋之氏のもと、開発期間を経て、黒糖が造りだす新しい味わいのスピリッツが誕生。

川崎洋之氏にとって、島に戻った15年前から、蒸留酒・スピリッツの製造はずっと夢だったといいます。

奄美でしか造ることができない黒糖焼酎仕込みの蒸留酒「The AMAMI SPIRITS然 ZEN 47度」は、濃厚な黒糖の香りと、ほのかに甘く感じる味わいが特徴。

スコッチウイスキーと同様に2回の蒸留を行い、味わいや香りをしっかりとお酒に残しています。
45度以下では表現できないような、濃厚な黒糖の香りと、ほのかに甘く感じる味わいが何ともいえないです。
サトウキビに加えてお米を原料にしているので、ラム酒とは一味違った、深みが味わえるのも魅力。
The AMAMI SPIRITS 然 ZEN たんかん

「The AMAMI SPIRITS然 ZEN たんかん 47度」は、黒糖焼酎仕込みの蒸留酒「The AMAMI SPIRITS」に、たんかんのフレーバーをプラスしました。
たんかんは奄美の代表する柑橘で、2月~3月とわずかな期間しか取れませんが、甘さが強く香りの高いのが特徴。
”奄美でしか造れないスピリッツ”と”奄美の特産品のたんかん”のマリアージュで奄美大島を知ってもらいたい、奄美大島に来たいと思ってもらいたい、そんな思いが込められています。

「The AMAMI SPIRITS 然 ZEN」

飲み方は何といっても、ハイボールがオススメです。
47度のスピリッツだからこそ味わえる黒糖のコクが、炭酸の爽快なキレと見事に調和。

The AMAMI SPIRITS 然 ZEN 47度とThe AMAMI SPIRITS 然 ZEN たんかん 47度は、2月14日(火)まで
「Makuake」で購入可能です。
ぜひお試しください。

合資会社弥生焼酎醸造所
https://shochupress.com/sakagura/yayoishochu-jyozojyo/

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