
ブームから新たなジャンルへ導く、香り系焼酎!「KIRISHIMA No.8」をご紹介します
香り系焼酎が人気ですよね。
ライチやバナナといったフルーツのような香りや味わいが人気です。
焼酎が苦手といわれた、20代や30代といった若い層にもウケて、新しい焼酎ブームといわれています。
でもブームはいつか終わりを迎えるもの。
今回は、ブームで終わらない、香り系焼酎を焼酎の新たな”ジャンル”へと導く「KIRISHIMA No.8(キリシマナンバーエイト)」をご紹介します。
目次
「KIRISHIMA No.8(キリシマナンバーエイト)」とは

「KIRISHIMA No.8(キリシマナンバーエイト)」は、霧島酒造が開発した「香り系焼酎」。
原料は、「霧島8(キリシマエイト)」というサツマイモを使用しています。
この「霧島8(キリシマエイト)」は霧島酒造の自社単独育種の取り組みから生まれた新品種で、オレンジ芋の「玉茜(タマアカネ)」と、ブラジル原産の「シモン1号」を掛け合わせて誕生したサツマイモ。
焼酎メーカーが、原料であるサツマイモの開発に成功したのは史上初の快挙で、当初は、霧島酒造の社内においても前代未聞の挑戦だったといいます。
その新品種を使用した「KIRISHIMA NO.8(キリシマナンバーエイト)」は、マスカットやみかんの香り豊かなフレーバー焼酎に仕上がっています。
「KIRISHIMA No.8(キリシマナンバーエイト)」は、2023年2月の首都圏先行販売を皮切りに、24年7月に全国展開します。
半年ほどで25万本を売り上げ、2年間で累計42万本を突破。
その勢いは世界を駆け巡り、フランスの「Kura Master 2023」、アメリカの「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 2024」においてそれぞれ金賞を受賞したのでした。
「香り系焼酎」の元祖

「KIRISHIMA No.8(キリシマナンバーエイト)」を製造するのは、霧島酒造です。
定説によれば、香り系焼酎は1998年に鹿児島県の焼酎メーカーによって開発されたといわれていますが、霧島酒造の開発した銘柄が「香り系焼酎」の元祖だというのはご存知ですか?
霧島酒造は、宮崎県都城市にある創業1916年の大手焼酎メーカーで、売上規模500億円を誇る、焼酎業界のトップランナー。
代表銘柄の「黒霧島」は「クロキリ」としてあまりにも有名で、全国中のスーパーやコンビニで見かけますよね。
その「黒霧島」の発売は、今から遡ること1998年。
麹菌の「黒麹」である「クロ」を打ち出したプロモーションは功を奏し、今では「クロキリ」は芋焼酎随一の銘柄となります。
「クロキリ」成功の後も霧島酒造の商品開発は継続し、2014年にオレンジ芋「玉茜(タマアカネ)」を原料に採用した「茜霧島」を開発。
オレンジ芋は、焼酎の原料には不向きといわれるサツマイモでしたが、霧島酒造は特徴であるフルーティーさを焼酎の香りとして再現するべく商品開発に着手。
9年に及ぶ試行錯誤の後、オレンジ芋由来の桃やオレンジのようなフルーティーな「香り系焼酎」の開発に成功したのです。
“香りを愉しむ”という新たなコンセプトの「香り系焼酎」はブームに先駆け、霧島酒造によって世に送り出されていたのです。
香り系焼酎を新しい”ジャンル”に

香り系焼酎の人気は、新たな焼酎ブームの到来といわれています。
1998年の誕生以来、多くの焼酎メーカーが追随。
今では、ライチをはじめ、オレンジやバナナといった香り系焼酎の種類も豊富です。
焼酎には、これまで数々のブームが訪れました。
ブームというのは残念ながら、必ず終わりを迎えるもの。
ブームは、一時的に非常な勢いで流行しますが、その後は忘れ去られることが多い現象なのです。
2023年に焼酎業界のトップランナーである霧島酒造が、香り系焼酎を開発した意義はとても大きい。
ブームからジャンルへ。
「KIRISHIMA No.8(キリシマナンバーエイト)」は、香り系焼酎を新たな焼酎の”ジャンル”へと導いてくれることでしょう。
おすすめのメニュー3選
「KIRISHIMA No.8」は食事によく合うお酒。
おつまみのようなお酒のための小皿料理より、フランス料理やイタリア料理のメニューと楽しみたいです。
今回は、フランス料理にフォーカスしたおすすめメニューを紹介します。
ニース風サラダ

ニース風サラダは、サラダ・ニソワーズとも呼ばれるフランス・ニース地方の伝統的な料理です。
トマトやインゲン、ジャガイモ、ツナ、アンチョビ、黒オリーブ、ゆで卵をオリーブオイルとヴィネガーでシンプルに仕上げた一品。
シンプルだからこそ、ペアリングするお酒にはこだわりたい。
フルーティーな「KIRISHIMA No.8」とニース風サラダの素材の塩味のバランスが実に良い。
また、口に含むと広がるマスカットやみかん香りは、ドレッシングの味わいを補完して完成度が高いサラダへと昇華させます。
ドフィネ風グラタン

ドフィネ風グラタンは、フランス南東部に位置するドーフィネ地方の代表的な料理です。
ジャガイモを、ロックフォールチーズを加えたクリームで煮たグラタン。
「KIRISHIMA No.8」の白い花の香りとオレンジの果実香が、オーブンでじっくり焼き上げられたジャガイモと調和。
果実香由来の味わいと香りが、クリーミーなジャガイモを引き立てます。
若鶏の赤ワイン煮

若鶏の赤ワイン煮は、フランスでは「コック・オー・ヴァン」と呼ばれる定番料理。
赤ワインの芳醇な香りと、鶏肉から出る旨味の組み合わせが絶妙。
余韻まで常に華やかなフレーバーを感じさせる「KIRISHIMA No.8」と、鶏肉の旨味がマッチします。
赤ワインとの相性も抜群。相乗効果でフルーツ香が口の中で長く持続します。

いかがでしたか?
今では、多くの焼酎メーカーが開発を続ける香り系焼酎。
焼酎に訪れたブームといわれていますが、「KIRISHIMA No.8」が、新しい焼酎の”ジャンル”へと導いてくれることと思います。
「クロキリ」が芋焼酎を全国的なお酒として認知されたように、「KIRISHIMA No.8」が香り系焼酎の代名詞となる日も近いかもしれません。
この記事を書いた人
SHOCHU PRESS編集部
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